JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

嫁を口説いてみちゃあどうだい?

2006年04月26日 | p-r


なんだか毎日天気が安定しませんね、「女心と秋の空」なんて言いますが、春の空も「女心」より移り気なのかもしれません。

そうそう、「女心」といえば、

一昨日、S君と飲んでいるときに、「ちょっと教えて欲しいことがあるので、明日にでも時間があるときに、事務所に回ってはくれまいか」と言われたので、昨日、昼前に事務所へおじゃまいたしました。

奥様も事務所におられ、二人を相手に「なんたらかんたら・・・・・・」
昼近くに、彼の携帯が鳴り
「バブ、わりい、出かけなくちゃいけなくなっちゃった。あとは嫁さんに説明しておいてくれる」と言い残し、彼は出かけてしまいました。

とりあえずの説明を奥様にし終わると
「バブさん、あの人は、いっつもああなのよ。自分で面倒くさくなると、あたしに押しつけて、そのくせ、前段の詳しい話をしてくれないもんだから、あたしだってわかんないよっていうの、まったく!!最近は、顔みるだけでムカムカしてくんの。あのひとは、なんであんなにガキなんだろ、プイプイ!」
「まあまあまあ、あれで、優しいし、女遊びも、賭け事もしない、いい旦那じゃないの」

ここからは、何故か、奥様の愚痴聞きであります。まぁ、私がしょっちゅう飲みに誘うことも、うっぷんの一因でありますので、「はいはい」と聞くことにいたしました。

「バブさん、あたしたち夫婦は、熱烈な恋愛の経験がないのよ。家が近所で、この人ならまぁいいかな...むこうもそうだろうけど、そんな感じで結婚しちゃったから、それがいけなかったのかしらね」
「何をおっしゃいます。熱烈な恋愛なんて、所詮はペーパー・ムーン、愛があれば紙の月も本物に見えるけど、ふっと冷めれば、すぐに紙に戻っちゃうんだから、それに、二人の結婚がいい加減なら、3人も子供をつくるかい?ふつう」
「それはそうだけど、それでも一度くらいは、そんな恋愛もしてみたかったなぁ、なんて思うものよ。」
「なになに、未だに白馬の王子様でも夢見てる? 旦那だって、また若い頃のように、見つめ合ってみりぁ、白馬は似合わなくても、じゅうぶん素敵な王子様に見えるんじゃないの。」

  いつかあたしたちは出会って
  あなたはあたしの涙を乾かしてくれる
  そして、耳のそばで甘く優しくささやくの
  抱きしめて、キスして....
  ああ、でもなんてこと!まだなんにも知らないなんて
  恋人よ、あなたはいったいどこにいるの?

「LOVER MAN」の一節は、確かこんな感じでしたよね。
現実的な女性でも、こんな想いはいくつになっても持つものなのでしょうか?

S君、たまには、「行かない」と断られても、無理矢理にでも奥様を連れて、食事にでも出かけたらどうですか?若いときのように、押しの一手で女房を口説くのも悪くないかもしれません。

さて、「LOVER MAN」がでたので、今日はアイク・ケベックにしてみました。
このオルガン・バックの「LOVER MAN」、なかなか好きなんです。
とか言いながら、正直いうと、ケベックのサックスって、ちょっとネチョ~って感じがして、好みではないのですがね、夜、部屋を暗ーくして、ロックグラスの氷を鳴らしてみると、なんかちょっと淫靡な雰囲気があったりして........
S君、どうだい、こんなんBGMに嫁さん口説いてみちゃあ?
なんだったら、2曲目と5曲目を抜いて録音してやろうか?

IT MIGHT AS WELL BE SPRING
1961年12月9日録音
IKE QUEBEC(ts) FREDDIE ROACH(organ) MILT HINTON(b) AL HAREWOOD(ds)
1.IT MIGHT AS WELL BE SPRING
2.A LIGHT REPRIEVE
3.EASY DON'T HURT
4.LOVER MAN
5.OL'MAN RIVER
6.WILLOW WEEP FOR ME