JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

こそくな手を使いおって!

2005年10月14日 | m-o

          
                      「SOLO MONK +9」

「雨の日はジャズを聴きながら」のクリスさんのところで、「Lee Morgan Sextet」 の話題で出たお話しなのですが、CDでよく「○○△+2」とかいってボーナス・トラックがプラスされているものが多くあります。
先日、紹介したCDのエリック・ドルフィーの「OUTWARD BOUND」も3トラックプラスされていました。
このボーナス・トラックですが、どうもメーカーの策略にのせられているような感じがしてなりません。
これも以前に紹介したアルバムですが、セロニアス・モンクの「SOLO MONK」というアルバムがあります。私、なんとこのアルバム、レコード1枚、CD2枚を所有しています。

「SOLO MONK」は、1964年から65年にかけてのモンク・ピアノ・ソロ作品集みたいなものなのですが、オリジナル盤(レコード)では12曲収録だったものが、ボーナス盤CD「SOLO MONK +1」では1曲、未発表曲がプラスになり13曲収録されていました。
              
                          レコード盤
              
                        「SOLO MONK +1」

ある日、なにげにCD屋さんの棚をながめていると「SOLO MONK +9」というCDを発見、
「どうせ、別テイクをプラスしてあるだけだろ」と思いつつ手に取ると
「なんとまぁ!1曲だけはまたしても未発表曲?」
7曲はオリジナルの別テイクでしたが、のこり2曲のうち1曲はボーナス盤CDに収録分の1曲、残り1曲がまたまた、未発表曲。
結局、この「SOLO MONK +9」を私は買ってしまったのでありました。

さーて、ここで問題です、私が最初に買ったCDはなんの意味があったのでしょうか?もちろん全曲「SOLO MONK +9」に網羅されております。
しかも、しかもですよ、「SOLO MONK +1」は1995円で購入、「SOLO MONK +9」は1890円での購入、
「なんなんだ、えっ? ちょっくらふざけちゃいやせんか?てんだい!」
レコードとCDのダブリは、しかたないにしろ、CDとCDのダブリというのはとても不経済であります。
先日のマイルス「'ROUND ABOUT MIDNIGHT」スーパー・エディションはそれでもCD1枚分のプラス・アルファーですから、我慢もできるとして、2曲しかない未発表曲を1曲ずつに分けて出すとは..........う~~~~ん、ちょこざいなぁ

こそくな手に乗って買ってしまう私みたいなのがいるから、悪いっちゃぁ悪いんですけどね。(トホホホホ)

今日は、あえて以前とダブリますが、「SOLO MONK +9」を紹介します。

SOLO MONK +9 / THELONIOUS MONK
1964~65年録音
THELONIOUS MONK(p)
1.DINAH (take 2)
2.I SURRENDER, DEAR
3.SWEET AND LOVELY (take 2)
4.NORTH OF THE SUNSET
5.RUBY, MY DEAR (take 3)
6.I'M CONFESSIN' (THAT I LOVE YOU)
7.I HADN'T ANYONE TILL YOU
8.EVERYTHING HAPPENS TO ME (take 3)
9.MONK'S POINT
*10.I SHOULD CARE
**11.ASK ME NOW (take 2)
**12.THESE FOOLISH THINGS (REMIND ME OF YOU)
**13.INTROSPECTION
**14.DARN THAT DREAM
**15.DINAH (take 1)
**16.SWEET AND LOVELY (take 1)
**17.RUBY, MY DEAR (take 1)
**18.I'M CONFESSIN' (THAT I LOVE YOU) (take 1)
**19.I HADN'T ANYONE TILL YOU (take 2)
**20.EVERYTHING HAPPENS TO ME (take 1)
**21.ASK ME NOW (take 1)

*は「SOLO MONK +1」でプラス、**は「SOLO MONK +9」でプラス。