JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

シルエットが願うもの

2005年10月17日 | m-o

今日の夕刻から、どうも体が重くちょっと風邪の予兆、アルコールの甘い誘いを振り切り帰宅してまいりました。

今日、小泉首相が靖国神社に参拝されたようですが、あえて意見は差し控えるとします。その代わりというわけではありませんが、神道がらみのお話しをひとつ。

今日、昼食をとったお店は、行きつけの喫茶店。店内の端に小さな神棚が設けられていて、一体の古めかしい大黒様がいらっしゃいます。
「気がつかなかったけど、大黒様がいらっしゃったんだね」
「あぁ、骨董市で買ってきたのよ」とママ
「そうなんだ、ところでさ、大黒様の袋の中身ってなんだか知ってる?」
「知ってる知ってる」とマスター
さて、みなさんはご存じですか?

そもそも大黒様は遠くインドのシヴァ神と同体神「マハー・カラー」という暗黒の大神であります。ですから当然手には剣を持ち、鋭い眼光でにらみつける、そんな神様なのですが、日本に渡り、聖徳太子が仏教を国教とみとめ、神仏習合が進むと日本の神「大国の尊」とだぶった存在となります。大国が大黒と絡み合っちゃったわけですね。
「大国の尊」の話となると「因幡の白ウサギ」が有名ですが、どうして「大国の尊」は因幡(稲羽)に出かけたのでしょうか?
これが、なんと女を目当てに出かけたのですね、
「おいおい、稲羽の国にヤカミヒメっていう、えれえいい女がいるんだってよ」
てなはなしで、「大国の尊」兄弟(大国の尊は末っ子、お兄さんが80名いたそうで)は、ヤカミヒメを何とかしようと出かけたわけです。
ところが、末っ子の「大国の尊」は荷物運び、
ということで、あの袋には81名分のトラベル・セットが入っていたのでありました。(80名というのは、正確に80人いたということではなく、いっぱいいたということらしいですが)

ちなみに、その後「大国の尊」は、兄たちに1度殺され、生き返り、またまた殺されかけ、助かるという、いじめられっ子でありました。

「マスター、袋の中身は正解として、打ち出の小槌の模様が、どうして桃なのか知ってる?」と聞くと
「知らない、なんか意味あんの?」
「これがねぇ、面白い意味があるのよ。大黒様って俵に乗ってるでしょ、後ろ姿をシルエットで見てみてよ」というと、神棚から大黒様を下ろし、ながめていました。
「マスター、何となく股間が、むずむずしない?」
「あーーーーーなるほど、そうだわ、そう見えるわ」
みなさんはおわかりになりましたでしょうか、シルエットは男性自身になるのであります。
「ね、そんでもって桃は古くから「女性器」をあらわすわけ、子孫繁栄を意味してるってことだわね」
「なあーるほど」

靖国参拝からはほど遠い話になってしまいました。
さて、今日は何を聴きましょうか、「センチメンタル・ジャニー」を何となく聴きたくなりました。このアルバムを聴いて、風邪気味の私は早めに寝ることにしましょう。

4,5 AND 6 / JACKIE McLEAN
1956年7月13,20日録音
JACKIE McLEAN(as) DONALD BYRD(tp) HANK MOBLEY(ts) MAL WALDRON(p) DOUG WATKINS(b) ART TAYLOR(ds)
1.SENTIMENTAL JOURNEY
2.WHY WAS I BORN ?
3.CONTOUR
4.CONFIRMATION
5.WHEN I FALL IN LOVE
6.ABSTRACTION