JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

整理はお宝を呼ぶ

2005年10月01日 | m-o

                  

「整理整頓」は、やっぱり基本ですね。先日、「雨の日はジャズを聴きながら」のクリスさんもCDケースの間から5万円がみっかったそうで、私も写真の整理をしていたら10代のはしのえみさんの生写真が出てきたり(たいしたお宝ではありませんけど)、
おもわぬものが見つかったりするものです。

さて、よくぞ整理をしてくれた、よくぞ見つけてくれた、という音源録音盤が本日到着致しました。先日の「ラウンド・アバウト・ミッドナイト、スーパー・エディション」もわくわくものでしたが、今日届いた「T.モンク・カルテット・ウイズ・J.コルトレーン・イン・カーネギー・ホール」は、私にとってはまちにまった一枚です。

「録音は見つからないだろう」と言われ続け、「ファイブ・スポット」にいたお客様にしか聞くことができなかったという、かの幻のカルテット演奏です。
ナイーマ(コルトレーンの元奥様)がもっていた眉唾ものの録音とは訳がちがいます。「ボイス・オブ・アメリカ」によってきちんとレコーディングされたテープ、アメリカ国会図書館から発見されたというニュースは、それだけでドキドキものでしたが、それがこんなに速くCD化されたのであります。(興奮、興奮!)

                   

3回も連続で聴いてしまいました、
「良い、良い、よ-い!」
1曲目の「モンクス・ムード」もさることながら、「スイート&ラブリー」「ブルー・モンク」「エビストロフィー(インコンプリート)」、ラスト3曲がたまりません。
おもわず、「S.モンク・ウイズ・J.コルトレーン」も、「セロニアス・ヒムセルフ」も、「モンクス・ミュージック」も、聞き直しましたが、
「ライブは良い」「あーこの場にいたかった」
マイルスの「黄金のクインテット」と並び称された「幻のカルテット」、聴いてみてそれが実感できました。

どこがどう良かったか?そんな説明はできませんが、私的には興奮の一枚でありました。

それにしても、コルトレーンがマイルス・グループをクビにならなかったら、モンクと同郷でなかったら、モンクのキャバレー・カードをニカ夫人たちが取り戻してくれなかったら、この幻は姿さえなかったのでしょうね。

話は、コロッと変わりますが、今日はブログもちょっと整理をしてみました。
いままでカテゴリーは決めていなかったのですが、紹介したアルバムを憶えきれず、重複してしまう始末、そこで、リーダーのラスト・ネーム・イニシャルでカテゴリーを分けてみました。

それとそれと、またまたかってに 67camperさんとおさかなさんのブログをブックマークさせていただきました。楽しいブログですので、まだ未訪問の方がいらっしゃれば、ぜひ遊びにいらして下さい。

THELONIOUS MONK QUARTET with JOHN COLTRANE AT CARNEGIE HALL
1957年11月29日録音
THELONIOUS MONK(p) JOHN COLTRANE(ts) AHMED ABDUL-MALIK(b) SHADOW WILSON(ds)
1.MONK'S MOOD
2.EVIDENCE
3.CREPUSCULE WITH NELLIE
4.NUTTY
5.EPISTROPHY
6.BYE-YA
7.SWEET AND LOVELY
8.BLUE MONK
9.EPISTROPHY (incomplete)

おまけ、
このカーネギー・ホールでのコンサートは、とんでもない出演メンバーですよね。もちろん、この「幻のカルテット」もさることながら、ビリー・ホリディ、リー・モーガン&ベニー・ゴルゾンがメンバーにいるガレスピー・オーケストラ、エド・ブラックウェルを従えたレイチャールズ、ソニー・ロリンズのピアノレス・トリオ、
ビリー・ホリディの録音は無かったそうですが、その他はきっちり残っていたとか、聴いてみたいですよね。