JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

駅とチーカマとワンカップ

2005年10月28日 | a-c

午前様、ギリギリセーフ(ニコニコ)
今日はどうして12時を過ぎなかったか? それは夜の町にくり出さなかったからであります。
とある事務所で打ち合わせが延び、8時半をまわったあたりで
「オーイ、ビール持ってきてくれ」
奥様は、いやな顔一つせずビールを持ってこられました。
「バブさん、ほぼめども立ったし、一杯飲みながらやりましょう」

ご自宅ではありませんので、つまみといっても乾きものとお新香、それと細長いソーセイジ型のチーズカマボコ。
打ち合わせも終わり、いつの間にやら一升瓶が、湯飲みに日本酒を注ぎ、
「乾杯!」(うん、なかなかいい酒です)

チーカマをかじりながら日本酒を飲んでいると、遠い昔を思い出します。

学生時代、私は神奈川県藤沢駅の前にあるビルで、ジーパン屋の店員としてアルバイトをしていました。
お店が休みの日に突然の招集、何かと思えば「野球のメンバーが足りなくなったから、すぐ来い」との命令であります。

野球も無事終わり(大敗でしたが)、藤沢の駅前まで帰ってくると、副店長が
「よーし、××これで買ってこい!」
「はい」先輩のアルバイト生がキオスクで、ビールと酒(ワンカップ)とつまみを適当に買っています、
(店でも開けて飲むのか?)と思ったら
キオスク前の郵便ポストの上につまみを開き始めました。
(おいおい、まだ午後2時だよ)と思う間もなく
「ご苦労さん、かんぱーい!!」
小一時間、ポストをテーブル代わりに宴会です。
(そう、あの頃、周りの人たちもおおらかだった)

その時のチーカマとワンカップ、それはもう美味しかったのなんのって、どうしてあんなに美味しかったのでしょうね?
「若かったんだなぁ」なんて思ってしまいます。

そういえば、大船駅のホームに生ビールやら日本酒を出してくれるスタンドがあったっけ、小袋入りのつまみがぶら下がっていて
「お酒とこれ」といって自分で取るんですよ、電車が来るまでのほんの10分か15分ぐらいなんですけどね、その時に飲む日本酒もへんに旨かったそんな思い出があります。

適当にいい気分になって、
「社長、そろそろ帰ります」というと、
「まあまあ、これ聴いてから帰んなよ」と、私が差し上げた「JOHN COLTRANE AND JOHNNY HARTMAN」をかけられてしまったので、もう一杯いただいてまいりました。

JOHN COLTRANE AND JOHNNY HARTMAN
1963年5月録音
JOHN COLTRANE(ts) McCOY TYNER(p) JIMMY GARRISON(b) ELVIN JONES(ds) JOHNNY HARTMAN(vo)
1.THEY SAY IT'S WONDERFUL
2.DEDICATED TO YOU
3.MY ONE AND ONLY LOVE
4.LUSH LIFE
5.YOU ARE TOO BEAUTIFUL
6.AUTUMN SERENADE
7.VILIA