JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

ポッと酔った夜

2005年10月16日 | a-c

             

今日は、午後から晴れるという天気予報を信じ、近くの渓谷に紅葉の様子を見に出かける予定でしたが、ほぼ一日中雨模様、自宅で映画鑑賞の午後でありました。
夕刻からは、ブラウン&ローチの「AT BASIN STREET」なんかを聴きながら、夕食の準備(日曜日の夕食は私が作らされております、トホホ)

本日のメニューは、豚汁、冷やしトマト、秋刀魚の塩焼き、自家製イカの塩辛、お新香、自家製おろしいくら、以上、さほど手間のかかるものもなく、じつに日本酒向きの夕食であります。

常温の日本酒を4合ほどいただき、いい気分になったところで、ふと先ほど聴いていた「AT BASIN STREET」を思い起こし、こんなことを考えました。

「もし、1956年3月頃に、仮に同じ条件のライブ・ハウスが4件あり、同日同時間に同料金で、ブラウン&ローチ・クインテットとジャズ・メッセンジャーズとマイルス・クインテットとM.J.Q.、この四組のライブがあったとしたら、はたしてどのライブ・ハウスに出かけるだろうか?」なんてね。
「1956年3月であれば、メッセンジャーズもホレス・シルバー脱退前だよなぁ」とも思いながら

             

さて、皆さんだったらどのライブ・ハウスに出かけますか?
ちなみに考えられるメンバーは、

ブラウン&ローチ・クインテットが
クリフォード・ブラウン(tp) ソニー・ロリンズ(ts) リッチー・パウエル(p) ジョージ・モロー(b) マックス・ローチ(ds)

ジャズ・メッセンジャーズは、
ドナルド・バード(tp) ハンク・モブレー(ts) ホレス・シルバー(p) ダグ・ワトキンス(b) アート・ブレーキー(ds)

マイルス・クインテットは、
マイルス・デイビス(tp) ジョン・コルトレーン(ts) レッド・ガーランド(p) ポール・チェンバース(b) フリー・ジョー・ジョーンズ(ds)

M.J.Q.は、とうぜん
ミルト・ジャクソン(vib) ジョン・ルイス(p) パーシー・ヒース(b) ケニー・クラーク(ds)

これは悩むでしょ?

せっせと夕飯を作り、ポッと日本酒に酔い、あり得ない話を想う、ある意味幸せな秋の夜であります。

AT BASIN STREET
1956年1月2日録音
CLIFFORD BROWN(tp) SONNY ROLLINS(ts) RICHIE POWELL(p) GEORGE MORROW(b) MAX ROACH(ds) TAD DAMERON(arr,cond)
1.WHAT IS THIS THING CALLED LOVE
2.LOVE IS A MANY SPLENDORED
3.I'LL REMEMBER APRIL
4.POWELL'S PRANCES
5.TIME
6.THE SCENE IS CLEAM
7.GERTRUDE'S BOUNCE

おまけ、
ちなみに、私ならばやっぱり「マイルス・クインテット」を聴きに行ったでしょうか。