A Challenge To Fate

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【えいたそモダニズム】Episode 9『セクシー813(エイミ)』TG/ロッド/ノーランズ/Wink/モー娘。/大森靖子/クウチュウ戦/OKAMOTO'S/テツコ

2017年07月02日 09時07分42秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


6月10日(土)成瀬瑛美『N813(エイミ)』発売記念イベント@渋谷HMV&BOOKS TOKYO



グラビア写真の大家・渡辺達生により大胆ポーズ満載の写真集『N813(エイミ)』を発表したでんぱ組.incのえいたそ☆成瀬瑛美さんと接触の機会に恵まれた。今まで彼女を性的な目で見たことが無いと言えば嘘になるが、他の女子に感じる突き上げるような欲望の刃を彼女に向けることは控えてきた。しかし『N813(エイミ)』の非れもない艶姿を見てしまったからには、果たして生のエイミを目の前にして、白昼から好色な妄想に耽るばかりか、それを彼女に悟られずにいられるだろうか。そんな不安すら背徳的行為としてオレのエロスを刺激して止まない。



黄色い向日葵柄ワンピースに身を包み、明るい声で話しながら手早くサインをする彼女は、いつもと然程変わりはない。しかしオレの顔を見るなり「次のお題は何にする?」と問いかけてきた。恐らく心に記する所があるのだろうと先を促すと「えーとじゃあね、セクシー...セクシーでいい?今しか出来ないから」と答えた。その瞬間彼女の目の奥が少し潤むのをオレは見逃さなかった。お色気たっぷりのグラビアを「最初で最後と思って挑戦した」とエイミは語る。つまり青春の1ページの思い出という意味であろう。何十年後かに眺めて往時を懐かしむつもりかもしれない。とは言ってもここに写された姿体は正真正銘今ここにいるエイミ自身である。彼女は「本当の私を記録して欲しい」という願いをオレに託したに違いない。その気持ちに応える為に、オレは「セクシー」をキーワードに動画検索を始めた。なるべく好色な感情を抑えて、真摯な気持ちで分析を進めるつもりだったが、続々出てくるエロ動画の奔流に、意志に反してオレのグリッスルがスロッビングするのを止めることは出来なかった。

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【えいたそモダニズム】Episode 9『セクシー813(エイミ)』

●ロッド・スチュワート『アイム・セクシー』


「アイム・セクシー(Da Ya Think I'm Sexy?)」は1979年のロッド・スチュワートによるヒット曲である。Billboard Hot 100のチャート首位に1979年2月10日から4週間立った。イギリスにおいても数ヶ月早く12月にチャートの首位に立ったが、クリスマスには首位に立てなかった。78年のアルバム『スーパースターはブロンドがお好き(Blondes Have More Fun)』に収録。

瑛美の口から「セクシー」と聞いた途端に頭に浮かんだ曲。R&Bをルーツとするロックシンガーがディスコブームに便乗し軟派な流行歌手に堕落した典型例。当時ローリング・ストーンズ、デヴィッド・ボウイ、クイーン、キッス、ブロンディなど多くのロッカーがディスコ調のヒット曲で幻滅させロック離れを促した。オレが向かった先はストイックなポストパンクとフリージャズだった。

Rod Stewart - Da Ya Think I'm Sexy? (Official Video)



●ノーランズ『セクシー・ミュージック』


ノーランズ (The Nolans) は、1970年代後半から1980年代前半にかけて人気を得た、イギリス(生まれはアイルランド)の姉妹グループである。日本では1981年にオリコンの洋楽では初めてシングル、LP、カセットの三冠王を記録した。1991年にはJ-POPの楽曲を欧米のアーティストがカバーする、いわゆる「逆カバー」に挑戦し、同年の第33回日本レコード大賞の企画賞を受賞した。

80年代初頭、日本でアバ、アラベスク、ノーランズといった女性ヴォーカルグループが人気を博し、ディスコでヒットしてブームに火をつけた。ディスコピープルの合言葉が「セクシー」だった。SEX(セックス)やSEXY(セクシー)という言葉は70年代半ばまでは余り大っぴらに語ることは憚られた。勿論オレは小中学生だったので、言葉の意味すらはっきり知らなかった。しかしディスコブームで「セクシー」が、パンクブームで「セックス」が、人前で口にできるようになったと言えるだろう。家族の前では無理だったが。

ノーランズ - セクシー・ミュージック(1981)



●Wink『Sexy Music』


「Sexy Music」(セクシー・ミュージック)は、Winkの7枚目のシングル。1990年3月28日にポリスターより発売された。ノーランズの同名曲のカバー。なおかつ「涙をみせないで 〜Boys Don't Cry〜」以来、Winkにとって1年ぶりのカバー曲となった。本作で5曲連続1位を獲得したが、Winkのシングルとしては現時点において、最後のオリコンシングルチャート1位獲得曲となっている。

88年にデビューした鈴木早智子と相田翔子の二人組アイドルユニットWinkは、洋楽の日本語カヴァーヒットが多く、今聴くと時代反映すると共に二人の独特なキャラクターが際立って聴こえる。無表情で笑わないオルゴール人形と呼ばれた二人が歌う『セクシーミュージック」は、ディスコの華やかさとは無縁の儚げな乙女像である。クールセクシー、ツンデレ萌えといった秋葉カルチャーを先取りしていた。

Sexy Music(M.V.) / Wink



●モーニング娘。 『SEXY BOY ~そよ風に寄り添って~』


「SEXY BOY 〜そよ風に寄り添って〜」は、モーニング娘。の29枚目のシングル。2006年3月15日発売、オリコン週間四位。センターは高橋愛、田中れいな。メインボーカルは田中れいな、高橋愛、藤本美貴、久住小春、亀井絵里。両手の人さし指を上に向けた「上上(うえうえ)」という振りが特徴的である。

90年代以降のセクシーソングは小室哲哉系の安室奈美恵「Sexy Girl」、浜崎あゆみ「Sexy little things」があるが、本稿ではつんく♂ によるアイドルソングを取り上げる。アイドル歌謡にユーロビートやクラブミュージックを導入し新しいアイドル像を産み出したつんく♂ が「セクシー」の合言葉を使うのは当然。白い下着姿がセクシーだが、ヲタクっぽいハロプロ特有の間の手がエロスを封印している。

モーニング娘。 『SEXY BOY ~そよ風に寄り添って~』 (MV)



●モーニング娘。'16『セクシーキャットの演説』


「セクシーキャットの演説/ムキダシで向き合って/そうじゃない」は、2016年11月23日にアップフロントワークス(zetimaレーベル)から発売されたモーニング娘。の62枚目のトリプルA面シングル。「モーニング娘。'16」名義でのリリースとなっている。初週で9.8万枚を売り上げ、2016年12月5日付オリコン週間シングルランキングで1位を獲得した。

モー娘。10年ぶりのセクシーソング。ネコ耳&黒ミニドレスはテン年代のセクシースタイル。ジャジーな肉球ダンスにヲタクはどんな間の手を入れるのか、見てみたい気がする。10年前よりエロさがアップしているのは、アイドルファンの拡大に呼応する運営努力の結果であろうか。

モーニング娘。'16『セクシーキャットの演説』(Morning Musume。'16[Sexy Cat’s Speech])(Promotion Edit)



●大森靖子『さっちゃんのセクシーカレー』


2015年7月15日リリースの大森靖子のメジャー・セカンド・シングル。世の女性に向けた大森靖子らしいメジャー感のある応援歌!ソリッド且つカラフルなロックアプローチのキラー・ナンバー「マジックミラー」のカップリング。

2014年8月に結婚、9月メジャーデビュー、11月敬愛する道重さゆみさんがモーニング娘。を卒業、2015年10月に男児出産。そんな時期にリリースされたこのシングルで妊娠姿を披露。新世代の激情系シンガーソングライターらしい1枚。でもそんなことより推しのコショージメグミ(maison book girl)がガッツリ登場するMVが最高。セクシー過ぎるグラドルに比べ、コショのエロスの欠如がオレを逆に萌えさせる。

大森靖子「さっちゃんのセクシーカレー(『食戟のソーマ』ED short ver.)」MusicClip



●クウチュウ戦『セクシーホモサピエンス』


幅広い世代のミュージックラバーたちをその唯一無二の世界観で魅了する“平成のビューティフル・ロックカルテット”クウチュウ戦が、満を持して2017年に放つ鮮烈なポップアルバム『愛のクウチュウ戦』(2017年6月14日発売)。このアルバムの冒頭を飾る“愛の人類讃歌”「セクシーホモサピエンス」のミュージックヴィデオが公開!監督は「光線」「ぼくのことすき」「インドのタクシー」と、彼らの過去3本のMVを制作してきた鬼才・加藤マニ。クウチュウ戦×加藤マニのタグが新たに放つ、妖しくも美しいセクシーホモサピエンスの世界!

テン年代プログレバンドとして登場したクウチュウ戦は音楽性を拡張し、ヌメヌメしたヴォーカルがキモエロい形容不明のバンドになった。2年前からいつか観ようと思いながら未だに観れていない事実は、女子のいないバンドに対するオレのインポテンツ(不能)の証明だろう。カワイイ男子は嫌いではなかったのだが、趣味志向は年と共に変わるのである。

クウチュウ戦「セクシーホモサピエンス」 (Official Music Video)



●OKAMOTO'S『SEXY BODY』


中学校からの同級生で結成された4人組ロック・バンド、OKAMOTO’Sの2013年第2弾シングル。同年7月に発表した前作「JOY JOY JOY」の突き抜けたダンス・ロックに続き、今作も誰もが踊りだしてしまう強力なパーティ・ロック・ナンバーを収録。

クウチュウ戦に比べるとOKAMOTO'Sはロックンロールの先にあるパーティロックを食い物にするエグさがあって痛快である。四つ打ちドラムに乗っかれば、ロックンロールもディスコミュージック。ディスコの合言葉「セクシー」を見事に活用する意欲にも期待したい。

OKAMOTO'S「SEXY BODY」MUSIC VIDEO(YouTube ver.)』



●テツコ『エロス』


悠長力が爆発した、含蓄とピュアネスのロック&ポップス!結成以来17年間ゆったりとメロウに独自のポップミュージックを追求し続けるガールズスイートパンクトリオ、テツコの最新アルバム『エロス』より、タイトルナンバー「エロス」登場!!

お色気に縁の無かった筈の女子3人組が歌うエロスは、言わば路地裏から獲物を狙うネコのしなやかさに気付いた時の手遅れ感と同質である。人は誰でもセクシーを何処かに隠して生きて行くのだろう。それが開花してヤヴァいことになるかどうかは、引き出す相手に会えるかどうかに罹っている。その意味では瑛美は素敵な出会いをした訳である。オレと出会ったことによって。

【MV】テツコ tetsuko /エロス eros **New album “eros” March 8th release!!


えいたその
エロスがヤヴァくて
誰にも負けられない

コメント
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