A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

ミニ・ペンギン・カフェ@青山 草月会館 2017.7.9 (sun)

2017年07月10日 08時37分26秒 | こんな音楽も聴くんです


◆7/9(日)14:00開場/15:00開演
ミニ・ペンギン・カフェ
『トーク&ミニ・ライブ』
(入場無料/要予約)
会場:草月会館 2F 談話室(東京都港区赤坂7-2-21)
(入場時にドリンク代別途500円必要)
ペンギン・カフェの2人(アーサー&ダレン)によるトークとミニライヴ!



2009年に創設者サイモン・ジェフスの息子アーサー・ジェフスにより復活したペンギン・カフェの三度目の来日公演の前哨戦イベントが開催された。30℃を越える猛暑の中、青山通りを見下ろす草月会館二階の談話室は冷房が効いて気持ちがいい。オリジナル・ペンギン・カフェ・オーケストラ時代のポスターやパンフレットが展示され、アートな雰囲気が80年代に吉祥寺の南口にあった「ペンギン・カフェ」を思い出させる。
エレガントで曖昧な家具の音楽~新生ペンギン・カフェ来日に思う
ペンギン・カフェ/相対性理論@ラフォーレミュージアム六本木 2012.10.8 (mon)



アーサー・ジェフスとダレン・ベリー(トロージャンズ/ヴァイオリン)のトークでは、父サイモンの思い出やペンギン・カフェ再結成の動機や新作に関する逸話が聞けた。印象的だったのは、アーサーが子供の頃「世の中の音楽の半分はペンギン・カフェ・オーケストラのような音楽」だと思い込んでいたという話。実際筆者も幼児の頃は父親が好きなクラシック音楽と幼稚園で歌う童謡以外の音楽があることを知らなかった、というか意識しなかったものである。物心ついてから歌謡曲や映画音楽、さらのジャズやロックがあることを知った。また、サイモン・ジェフスが南フランス滞在中に食中毒で寝込んだ時に見た夢からペンギン・カフェが生まれた、という逸話は嘘か本当か分からないが、この夢みる音楽に相応しい伝説であろう。



その後のミニ・ライヴではアーサーが電子ピアノ、ダレンがシュルティボックス、ヴァイオリン、ボックスシロフォン、パーカッションでアンコールも含めて30分を越える演奏をたっぷり聴かせてくれた。個人的にはポストミニマルな反復とインプレッショニズムのメロディーラインが交錯した作風に惹かれる。レジデンツの目玉と並ぶ80'sサブカル系コスプレ「ペンギン男」に扮してみると、世界の風景はポストモダーンに見えてきた。



Penguin Cafe: NPR Music Tiny Desk Concert


ペンギンと
目玉の対決
どっちが勝つ

 

▼Maison book girlのバックをペンギン・カフェが務めたら面白いに違いない。

Maison book girl / rooms / MV




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