褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 暗殺者(1995) 今お勧めするほどではないですが

2016年11月10日 | 映画(あ行)
 民進党の代表になったレンホウさんの名言といえば、次世代スパコンの事業仕分け時の『世界一になる理由は何があるんでしょうか?2位じゃダメなんでしょうか?』。彼女のすごんだ顔を見るたびに思い出す映画が今回紹介するシルヴェスター・スタローン主演のアクション映画暗殺者。まあ、多くの人にとっては人殺しを請け負う暗殺者の業界なんか身近に感じることもないが、レンホウさんの言うとおりに2位でも良いやと思って過ごしてたんでは生きてはいけない厳しい世界に身を置いた暗殺者同士のナンバーワンを賭けた熱いバトルが楽しめる映画だ。
 しかし、ふと思ったのだがシルヴェスター・スタローン主演の20年前の映画を今になって絶賛お勧めとして紹介するのは俺ぐらいのものだろう。

 早速だが、アクション映画界において長らく第一人者として大活躍したシルヴェスター・スタローンと、スペイン映画界で名を上げて、ラテン系俳優としてハリウッドに乗り込んできた若手(当時)アントニオ・バンデラスの新旧スター共演、そんな彼らが暗殺者ナンバーワンの誇りを賭けて戦うストーリーの紹介を。

 かつてのトラウマを引きずりながらも、暗殺者の世界の中では長年に渡り現役ナンバーワンの実力を持ち、頼まれる仕事をせっせと引き受けるロバート・ラス(シルヴェスター・スタローン)。これが最後の人殺しの仕事と考えていたロバート・ラスは現場に向かうが、別の暗殺者であるミゲル・ベイン(アントニオ・バンデラス)に横取りされてしまう。その日を切っ掛けとして、2人はコンピューターハッカーの美女エレクトラ(ジュリアン・ムーア)を巻き込みながら、暗殺者ナンバーワンの座を賭けて熱い戦いを繰る広げるのだが・・・

 ベテランで物静かな暗殺者シルヴェスター・スタローンと、バリバリの若手でおしゃべりで野心満々のアントニオ・バンデラスの2人の正反対のキャラクターがぶつかり合うアクションが楽しめる。特にタクシーの狭い中で撃ち合うアクションシーンは楽しいし、中盤のアパートの一室を舞台としたアクションも楽しい。しかしながら肝心要のクライマックスのアクションが最もテンションが下がってしまう作りは、全く持って残念。どう考えても女性を助手にしたこの作戦はダメだろうと思ってたら、やっぱりこの女性が足を引っ張りまくり。この程度の作戦しか考えられないとは本当にお前はナンバーワンの暗殺者かよ?と思わざるを得ない。
 しかも自慢の筋肉を見せびらかしてのアクション映画を得意とするシルヴェスター・スタローンだが、本作ではその自慢の筋肉を封印。しかも、パソコンを見ながらキーボードを叩くシーンを多く見せてくれるのだが、これがあまりにも似合わないので笑えた。

 まあ、なんだかんだ言っても気楽に見れるアクション映画だというのも良いし、凄腕の暗殺者同士の対決は見応えがあるし、やっぱり何でもその道のトップを目指さなければならないという当たり前のことが本作から伝わってくるのが良い。少なくともトップを狙いに行って2位ならば納得できるが、最初から2位を狙ってチャレンジする奴なんか居るか
 アクション映画が好きだけれどスタローンのムキムキの筋肉が鬱陶しい人、アントニオ・バンデラスが好きな人、今や大女優であるジュリアン・ムーアがまだ若手だった時を観たい人、そして何はともあれレンホウさんにトップを狙う大切さを知ってもらうために映画暗殺者をお勧めしたい

暗殺者 [DVD]
シルベスター・スタローン,アントニオ・バンデラス,ジュリアン・ムーア
ワーナー・ホーム・ビデオ


 監督はスーパーマンリーサル・ウェポン等、大ヒット映画多数のリチャード・ドナー。彼のお勧めはブルース・ウィリス主演の16ブロックが良いです。


 

 

 
 

 

 
 

 
 
 

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