褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 サンシャイン 2057(2007) ダニー・ボイル監督のSF映画作品

2010年05月04日 | 映画(さ行)
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 SF映画の名作と言えば、やっぱりスタンリー・キューブリック監督の2001年宇宙の旅が真っ先に思い浮かぶ他にはアンドレイ・タルコフスキー監督の惑星ソラリスも名作に挙げられるだろう
 しかし、上記の名作と呼ばれるSF作品はある意味で哲学的、心理的要素を含んでいるだけに難解に思われる
 そんなSF映画という分野において、サスペンス、ホラー要素を取り入れた名作がリドリー・スコット監督のエイリアン特に僕ぐらいの年代にとってはSF映画の代表的作品といえるかもしれない
 他にも小惑星の激突による地球滅亡の危機に対して、地球を救うためにそれぞれのエキスパートが宇宙へ飛び立つマイケル・ベイ監督のアルマゲドンのような映画もある
 SF映画と言っても以上のように様々の種類があり、時代を超えてSF映画というのは非常に人気のある映画の分野だといえるだろう
 そして今回紹介する映画がSF映画のサンシャイン 2057です
 実はこの『サンシャイン 2057』が上記に挙げた『2001年宇宙の旅』『惑星ソラリス』『エイリアン』『アルマゲドン』を混ぜたような映画
 監督はスラムドッグ$ミネオリアでアカデミー賞監督賞にも輝いたダニー・ボイル
 彼の代表作品となると若者の麻薬に溺れていく姿を描いたトレイン・スポッティングだろう
 他にも大金をめぐり仲間割れを起こすシャロウ・グレイブ、ちょっと変わった恋愛コメディーで普通じゃない、まるでウィルスが蔓延化するかのように人間が凶暴化していく中で、人間の極限に追い込まれた欲望、本質を描いて見せたホラー映画の28日後・・・、楽園を目指す恐怖を描いたザ・ビーチなどのシュールな映像表現、また音楽センス、そしてブラックユーモアが彼の持ち味だと言えるだろう
 そして今回紹介する『サンシャイン 2057』もやっぱりダニー・ボイル監督ならではの映像表現が楽しめる映画である
 そして実はこの映画はキャストが豪華我らが日本代表として真田広之、『28日後・・・』『バットマン・ビギンズ』『麦の穂を揺らす風』のキリアン・マーフィー、そして『グリーン・ディスティニー』のミシェール・ヨーなど非常に国際色豊か出演人
 それではストーリーを紹介しよう
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 太陽のエネルギーが弱まっていく、このままでは地球上の人類が滅亡してしまう人類の生命を守るために、8人のエキスパート達がイカロス2号にマンハッタンの2倍の大きさの核爆弾を積み込み、その核爆弾を太陽に撃ち込むことによって再び太陽熱の活性化を試みようと旅立った
 8人の宇宙飛行士はカネダ船長(真田)、物理学者のキャバ(マーフィー)、植物学者のコラゾン(ヨー)、精神科医のサール(クリフ・カーティス)など国際色豊かなメンバーたちが居た

 しかしイカロス2号が水星の軌道に入った時に、イカロス1号から救援の信号を受けた
 実は7年前にイカロス1号も、今回のイカロス2号と同じミッションを受けていたのだが、謎の消息不明になっていたのだ

 イカロス2号の船員達は自分たちのミッションをそのまま実行するか、イカロス1号を救助しにいくか迫られるが、その判断は物理学者のキャバ(マーフィー)に任された
 キャバ(マーフィー)は今回のミッションは絶対に成功させなければならない事を考えて、イカロス1号を助けて核爆弾を2個保有した方が、ミッションが成功する確立は2倍高くなることからイカロス1号の救援に向かったほうが良いと考えたカネダ船長(真田)もキャバ(マーフィー)の意見に賛同しイカロス1号を救援に行く
 
 しかし、トレイ(ベネディクト・ウォン)の軌道修正の操作ミスからイカロス2号は、故障してしまう
 修理しなければ8人の命は助からない難とかカネダ船長(真田)が自らイカロス2号の修理に当たるが・・・カネダ船長(真田)は太陽の熱をモロに受けて死んでしまうそして更にイカロス2号も決定的ダメージを受けて残った7人も無事に地球へ帰れるだけの酸素を失ってしまうが、それでも彼らはミッションを成功させるためにイカロス1号の救出に向かう
 副船長のハーヴェイ(トロイ・ギャリティ)を中心に無事にイカロス1号とドッキングすることに成功するが・・・ここからは『エイリアン』の展開の如く続きは映画を観てください

 この”イカロス”という宇宙船の名前は昔、ギリシャのイカロスは・・・という歌のギリシャ神話が由来だろうこのイカロスと言う宇宙船の名前からして、既にこの乗組員の8人の運命は決まってしまったようなものだね
 しかし、この8人の中で最初にカネダ船長こと真田広之が死んでしまうのが残念だけれど、部下を生かさせて自分が犠牲にするシーンは今思えばおいしい役
 実は残りの7人においては、自分は助かろうとする浅はかな考えを持っているまた他責的な考えが爆発してしまう
 そして、太陽の狂信者が出てきたり宗教的なテーマもこの映画には含まれているしかし、この映画が他のSF映画と違うところは宇宙に放り込まれて船員が死んでいく様子、そして宇宙服を着た隊員たちの表情を捉えるカメラワークは流石はダニー・ボイル監督らしさが出ている
 しかし、わけのわからない宇宙用語や、宇宙船を映し出すシーンにおいて何がしたいのか理解しにくい部分があるのがこの映画の難点
 ちなみに原題はSUNSHINEなぜか日本の題名は2057を付け足しているが、舞台は2057年と言うことをはっきりさせたい題名だけれど、実は映画を見ていて2057年が舞台という説明は無かったと思うけれど
 実際は太陽はこの映画のタイトルのように残り50年でエネルギーが無くなるようなことはなく、50億年ぐらいは大丈夫みたいだ
 恐らく太陽の心配をするよりも、地球そのものを考えた方が良いみたいだね

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