褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 赤い河(1948) 西部劇のダイナミックな映画

2009年12月20日 | 映画(あ行)
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 僕は西部劇が好きだけれど、特にハワード・ホークス監督リオ・ブラボーは痛快娯楽西部劇として僕を楽しませてくれる
 ジョン・ウェイン演じる保安官が、足を引きずっている爺さんのウォルター・ブレナン、アル中のディーン・マーチン、そしてまだ若者のリッキー・ネルソンを率いて、多勢を率いて乗り込んできた悪漢たちに立ち向かうストーリー
 悪漢どもが決戦前に流す皆殺しの歌も非常に印象的だが、役に立ちそうにない仲間を引き連れて、堂々と立ち向かうジョン・ウェインの姿が非常に頼もしい映画だった
 そして今回紹介する赤い河も監督はハワード・ホークス、主演にジョン・ウェイン、そして脇役にウォルター・ブレナンが出演している
 僕が映画に本当に興味を持っていたときは、既にジョン・ウェインは亡くなっていて、彼の俳優としての演技がよく大根役者と言われていたが、この赤い河の彼の演技は悪役なのだが、非常に鬼気迫っている演技でこの映画の彼の演技は評価されても良いだろう
 それにしても1万頭の牛の大移動がこの映画中心になるけれど、この1万頭の牛が暴走するシーンはこの映画の見せどころ
 そしてこの映画には単なる西部劇のようにヒーローが悪者を退治するだけのストーリーではないこの映画には人間のエゴ、苦しみ、そしてスリル感が盛り込まれているところが、名作と呼ばれる理由だろう
 それではストーリーを紹介しよう
赤い河 [DVD] FRT-124

ファーストトレーディング

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 一緒に幌馬車の一行と旅を続けていたダンソン(ウェイン)とグルート(ブレナン)は途中でテキサスの広大な土地を見つけ、ダンソン(ウェイン)とグルート(ブレナン)はその一行から離れ、その広大な土地へ向かう
 
 しかし、その幌馬車の一行はインディアン(アパッチ族)から襲われ、ダンソン(ウィエン)が再会を約束していた恋人もアパッチ族から殺された事を知る
 インディアンから襲われ、家族を殺された少年のマットと呼ばれる(後のモンゴメリー・クリフト)をダンソン(ウェイン)は自分の息子のように可愛がっていた
 時は経ち(14年後だったかな?)、すっかり広大な土地は当初は牛が2頭しかいなかったが、今は1万頭の牛を抱える大牧場になった
 やがてマット(クリフト)も南北戦争から帰ってきて、今や早撃ちガンマンとして、成長した牧場に帰ってきた

 ところが今ではテキサスの地においては、牛が売れなくなってしまっていたそこでダンソン(ウェイン)は鉄道の通っているミズーリ1万頭の牛たちを大移動する計画を実行しようとした

 ダンソン(ウェイン)は人を雇用し、数万キロ(?)の旅を続けるが、その旅は非常に困難なものだった食料は尽きてくるし、休憩も殆ど無く、牛も人間も疲労の限界に達しようとしていたが、ダンソン(ウェイン)は何かに取り付かれて如く、休憩も程々にとにかくミズリーへの道を急いだ
 しかし、雇用された人間の中にはダンソン(ウェイン)の行動に付いていけずに、脱走するものも出て来たしかしダンソン(ウェイン)は脱走した人間を許す事ができずに、雇用した人間にすぐさま脱走した人間を追わせた
 そして、ついに赤い河を渡る所まで来た時に、ついに脱走した人物が連れてこられた
 脱走しようとした人間たちを殺そうとするダンソン(ウェイン)に対し、さすが彼の行動を行き過ぎたように思ったマット(クリフト)は、彼を負傷させ、マット(クリフト)やグルート(ブレナン)たちはミズリーへは向かわずに、場所が近くて、鉄道が出来ているといわれるカンザスへ向かう

 その頃、1人で置いていかれたダンソン(ウェイン)は我が子同然に育ててきたマット(クリフト)に裏切られた思いから、人や銃弾を集めマット(クリフト)たちを追いかける
 マット(クリフト)達も牛を引き連れ、アパッチ族の出現に脅え、そして後を追ってくるダンソン(ウェイン)の脅威にさらされながらも、カンザスへ向かう
 そしてカンザスへ向かう途中でマット(クリフト)達はアパッチ族に襲われている幌馬車を助けるが、その中にいテス(ジョアン・ドルー)と言う女性と出会い、恋に落ちるが、マット(クリフト)は彼女を置いて、カンザスへ牛を連れて向かうが、ダンソン(ウェイン)も近くまで追跡していた・・・続きは映画を観てください

 まさに牛が大暴走するシーンは恐ろしいねこの牛を大移動させるシーンを観ているとシティ・スリッカーズと言う映画を思い出した
 そしてジョン・ウェインの悪役振りが良かった彼は追いかけてくるシーンはこの映画にスリル感をもたらす事に成功していると思う
 だけどこの映画は西部劇の醍醐味を感じさせてくれる
 銃撃戦、早撃ち、そして西部の強い女性等が描かれていて面白い映画それにしても、ハワード・ホークス監督は西部劇も良いけれど、赤ちゃん教育ヒズ・ガール・フライデーのようなコメディにも抜群のセンスを見せる素晴らしい映画監督です
 皆さんももっと彼の映画を堪能してください。
 そう言えば、タランティーノ監督のイングロリアス・バスターズの中で、ハワード・ホークス監督ヨーク軍曹が取り上げられていたね

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