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頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

キャバクラか?

2009-12-05 | film, drama and TV






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Subway Melodiesというショートフィルム

2009-12-05 | music





NYの地下鉄で撮ったというショートドキュメントフィルムのPart2
全体では20分ぐらい。その内の9分がここにある。

地下鉄のミュージシャンと通行する人たちが作り出す音、映像

製作に一年かかったというだけある。



whoisthebaldguy.comより引用

SUBWAY MELODIES (documentary)

Did you know that when the first subway took off from Grand Central station in 1904 the fare was only a nickel? Well, it looks like we are facing the inevitable $2.50 fare very soon. Yes - it is sad.

Because of my fascination with the New York City subway world (my favorite movie of all times is Luc Besson's "Subway") I created "Subway Melodies", a documentary which took me about a year to make. It is an experimental documentary about the musicians of the New York City subway system and its relationship between mechanical and human sounds. It explores the subway system as a stage and as a complex instrument that never stops playing. It presents the Metrocard as more than just a ride on the subway but a ticket to a unique musical experience that can be witnessed nowhere else in the world. Not a word is spoken in Subway Melodies and the entire film takes place under ground, never leaving the subway world.

Since Youtube has a 10-minute limit on uploaded clips for regular mortals like me, I had to split up the film into three parts. The total duration of the film is 25 minutes.


YouTubeより引用

This is the second part to Subway Melodies - an experimental documentary about the musicians of the New York City subway system and its relationship between mechanical and human sounds. It explores the subway system as a stage and as a complex instrument that never stops playing, and it presents the Metrocard as more than just a ride on the subway but a ticket to a unique musical experience that can be witnessed nowhere else in the world. Not a word is spoken in Subway Melodies. The entire film takes place under ground, never leaving the subway world, and draws a new perspective on subway life as we know it.

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『ピアノ・ノート』チャールズ・ローゼン

2009-12-04 | books

「ピアノ・ノート 演奏家と聴き手のために」チャールズ・ローゼン みすず書房 2009年
PIANO NOTES, THE WORLD OF THE PIANIST, Charles Rosen 2002

本というモノに最高の評価を付けたくなることがある。それは読み終わった後に、何をしよう、何かをしたい!と強く思わせてくれるときである。さて、この本はどうだろうか。

もう82歳になる著者は14歳でジュリアードを中退(!)し、モーリツ・ローゼンタールに師事する。プリンストン大学でフランス文学(!)の博士号を取得し、またコンサート・ピアニストとして活躍する。オクスフォード、ハーヴァード、シカゴ大学で教鞭もとっていたので、週に三日はピアニストとして三日は大学でフランス文学の講義をして一日休むという生活をしていたそうだ。

本書は、ピアノとピアニストにまつわる数々の謎を明らかにしてくれる。その中身は、
第一章 身体と心 第二章 ピアノの音を聴く 第三章 ピアノという楽器と、その欠陥 第四章 音楽学校とコンクール 第五章 コンサート 第六章 レコーディング 第七章 演奏スタイルと音楽様式

各章のタイトルだけでワクワクしてくる。

例えば、ピアノはどうやって音を作っているのか、和音とは何か、ピアニストの動きはスポーツに似ているとか、イスの高さを高くする/低くすることのメリットや大学で音楽を専攻するのと個人レッスンを受けることに違い、世界中のどこに行ってもマイピアノを持って行くことの出来た最後のピアニストはホロヴィッツだったとか・・・

すごくいい演奏をするかと思ったらダメ演奏をするピアニストをどう評価すべきかについて、アクトン卿を引用して、「犯罪者は犯したもっとも重い罪によって裁かれるべき」であってヒトラーが犬を可愛がったとかいうことは問題ではなく、後の世にとどろきわたった最悪の行為で彼を評価すべきである。同様にピアニストも「その最高の仕事によって評価されるべきである」とする。なるほどなるほど。それって犯罪者やアーティスト以外の普通の人々にも言えることかも。

現役のピアニストが読むに値するし(ピアノ界の常識に反することが書いてある)、昔ピアノやっていた人や、クラシック好きな人、そして私のようなピアノは弾けないしクラシックに詳しいわけでもないけど知らない事を知りたがりにとって目からウロコ本である。

3200円と高いが、再読に耐えうるし、何よりすんごく面白かった。

読み終わった後、ピアノが演奏されているCDを聴きたくなって仕方がなかった。それがこの記事冒頭の問いに対する答である。






ピアノ・ノート
チャールズ・ローゼン
みすず書房

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観覧車を横から見ると

2009-12-03 | laugh or let me die



あなたは何に見えますか?


1.やっぱり観覧車に見える

 そんなあなたは → 極めて常識人。これからも好きなものは好きだと言って生きていきましょう。

2.歯車がこちらに向かってくるのが見える

 そんなあなたは → 結構普通です。自分が異常だと思って今まで暮らしてきたかも知れませんが、あなたはノーマルです。ワンオブゼムです。

3.アベックがくんずほずれつしてるのが見える

 そんなあなたは → あー 後ろのホテルが見えるのね?インターコンチネンタルですわ。あなたは極めて普通に欲求不満です、というより不通で欲求不満です。君の思いが相手に伝わらないから不通です。


4.ただ<何に見えますか?>という記事のほうがシンプルでよいと思う

 おっしゃる通りだと思いますわ。


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『巡査の休日』佐々木譲

2009-12-02 | books

「巡査の休日」佐々木譲 角川春樹事務所 2009年(書き下ろし)

ラストのどんでん返し、全く予想できなかった。そう来たか・・・

強姦殺人の容疑者鎌田が警官に撃たれ逮捕。しかし入院中に逃亡した。彼がストーカーしていた(正しくはstalkしていた)女性が脅迫される。逃げた鎌田が北海道に舞い戻ってきたのか?よさこいソーランまつりで群集の中ターゲットになっても構わないから踊りたいという彼女。警護は可能なのか?

いやいや、参った。巧い。今回主役の小島百合の心の描き方、心の揺れの動き方が実にいい。いくつか別の事件がパラレルに動いていたのが収斂する様も巧い。

読みやすいのにずっしりと重い。佐々木譲の作品には本当にハズレがない。打率はイチローより高いだろう。前作のことをすっかり忘れてしまっていた。しかしさすがにもう一度最初から読み返す気にはならない。10年以上前に読んだなら別だが。何とか思い出しながら読んだ。北海道警察シリーズの続き物的側面が強いので、順序通りに読んだ方がずっと楽しめる。佐伯が抱える例の百条委員会関係も意外な(?それ以上書くとネタバレになるので書かない)展開を見せる。

このシリーズのそれまでのエピソードからすると、ややネタが小ぶりではある。しかし、テロで100万人が殺されるかも知れないのと、一人が殺されるかも知れないのとどっちが面白いかは、規模で決まるわけではないだろう。タイトルも巧い。なんでこんな平凡なタイトルなんだろうと思っていたけど、ラストまで来るとむしろシンプルでいいタイトルだと思う。



北海道警察シリーズは

1.笑う警官

笑う警官 (ハルキ文庫)
佐々木 譲
角川春樹事務所

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2.警察庁から来た男

警察庁から来た男 (ハルキ文庫)
佐々木 譲
角川春樹事務所

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3.「警官の紋章」


4.巡査の休日=本書

巡査の休日
佐々木 譲
角川春樹事務所

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今日の夕飯半額

2009-12-01 | days




あーあ

いろんな意味で半額な俺の人生





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