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頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

この週末富士山に登るはめに

2008-07-10 | sport

なぜかは置いておいて(置いておくのかよ)

長年の懸案事項の(長年の懸案事項なのかよ)富士山登山に急遽行くことになった。

なぜ?

1:そこに山があるから。
2:頂上でかわいい子祭りがあるから。
3:頂上でかわいい子限定OFF会があるから。
4:富士山頂支店に転勤になったから。
5:財布と携帯、頂上に忘れて来たから。
6:8月に入ると混むから。
7:来週の3連休も混むから。
8:そんなに巷で富士山登山がブームなら身をもって体験しとかないといけないから。

と言うわけで、



靴は買った。ライケルの。富士山のために買ったんじゃないけど。
レインウエアはモンベルを急いで買った。
リュックは持ってる。
ヘッドランプも買った。合計4万以上かかった。高い。


爆笑富士山登山記なる高尚なモノなど書けるわけもないが、
この1、2週の間、アウトドア系の店に行くと異常に混んでいて、異常に売れている。そしてその多くが「富士山に登りたいんですけど」と買いに来る。うーむ。あんなもんどこが楽しいのだろう?いやいや初めてなんだからどれだけつまらないか知らない。





何故ライケルというスイスのメーカーの登山靴を買わねばならんのだ

2008-07-09 | days

必要があって(もしくはなくて)8月の終わりに登山靴(もしくはトレッキングシューズ)なるモノを履かないとならなくなった。正確に言うと氷山だか氷河の上を歩くらしい(らしいってなんだよ)このわたくし、自慢ではないが高校はワンゲル部。もちろん登山をおかずにご飯をいただいていた。そんなわけはなく、正確にはワンギリ部だった。

前に履いていたリーボックの一応本格的トレッキングシューズ風があったのだが、グランドキャニオンに行ったときに足の爪が真っ黒に変色するという事件があってから履いていない。つまり新しく買わないといけないのだ。

で、行った。ショップに。あー めんどくさい。どんだけどんだけトレッキングシューズ売ってんねん。めんどうなのでイタリアのなんちゃらという2万5千円ぐらいのやつで手を打とうと思っていた。

するとSALE品、9999円を発見。全く見た事がないメーカー、ライケル。














なんちゅうか奇をてらわないデザイン。履いてみると意外と悪くない。しかし安すぎるのもなー。

サーカー巻似のイケメン店員「ライケルはスイスの登山靴専門のメーカーで、実はこれおススメなんですよ。元は2万以上するんです」

俺「うーむ。あっちの薄っぺらい感じのやつがかっちょええと思ったんやけど」

店員「あれはダメです。トレイルラン用ですから、登山にはもっとしっかりとしたものではないと」

俺「ちっ」

そもそも登山などしたくないような気分に猛烈に襲われた。

すると、別の客が俺が放置したライケル・シエラ・GTXを試着したいらしい。しかし店員がこの(見るからに高貴な香りのする)お客様がまだ悩んでおられるのでそれまで待ってくれ的な事を言ってくれた。で、その客がずーーーっと待っていた。あげくに、もしこの客が買わないなら携帯に電話をしてくれと電話番号を置いていった。

うーむ。そんなに欲しいのかこの靴。ふーん。
てことは、この靴そんなにいいんだな。
だったら、俺が買ってやる。ふっふっふ


と明らかに本末転倒な買い方をしたが、後で別のショップでその話になったときライケルはとってもいいメーカーなのでご安心あれと言われたのでたぶん大丈夫なのだろう。

自分がかわいいと心底思うのは、

これ、ゴアテックスなんだ。これヴィヴラムソールなんだ。と分かったのが家に帰って来てから。だってそう書いてあったから。

この話、今回限りで終わるかと思ったけど、続くことになった。

マンガ「岳」 → トレッキングシューズ → ?

では、ばいなら。




マンガ『岳』山って怖い。山って面白い。

2008-07-08 | books





いやいや。これだけ並べると壮観だね。この内一冊も読んでなかったら笑えるね。

「岳」石塚真一 小学館

長野県警北部の警察官野田と椎名、そして民間ボランティアの島崎三歩。山で遭難する者を救助するという基本的に一本読みきりのストーリー。

ただ救助するだけが描かれているのではない。三歩がまるで何かに憑かれたように救助に向かうのはなぜか?女性警察官椎名久美の成長、各回で救助を求める人たちのドラマ。三歩の過去、読みどころは実に多い。

わしは自慢ではあるのだが、冬山には登ったことがない。スキーは冬山登山とは言わないだろう。夏の地獄のような登山ならガキの頃に強制的に何度かさせられた。戸塚ヨットスクールにいたわけではないんだが、鬼より怖い叔父(その1)や鬼より囲碁が強い叔父(その2)に信州方面の山に登らされた。こういう事には非常に素直な反応を示す、ボーイふるは 登山が嫌いになった。そりゃそうだろう。うんうん。あのくそ重い登山靴はもう見たくもない。

それから年月が流れ、登山は嫌いなくせに山岳ミステリーは結構読んだ。新田次郎にはじまって、「アイガーサンクション」など色々と。と言いつつ題名忘れた。

で、縁あって出合ったこの「岳」

マンガとしての人物造形、ストーリー、背景全てが読ませる。でもそれだけじゃ「自分にとって出合って本当によかった本」ではないのだ。


あーー 山ってすげえこええぜ 足が凍傷になったらやだぜ でもでもでもでも

山登ってみてえーー


と思った。心底思った。これがすげえ本、すげえマンガ、すげえ作品なんではなからうか。

既に妄想は始まっている。
①どこの山に行くか
②誰と行くか
③どこのメーカーのどの色のウエア、シューズを買うか

妄想と言わずにイメージトレーニングだと言ってもバチは当たるまい。






男性二人組を最近よく見かける

2008-07-06 | days

ふと思った。

先日の世田谷美術館の横尾忠則展、先日の江ノ島から茅ヶ崎までのライディング、先日の横浜高島屋での山形物産展、いやこれは違うか。横浜ベイサイドのアウトレットとか。

男性の二人組が非常に多い。

おっさんではなく、10代後半から20代。

なぜ?

近頃若人たちは、恋愛下手になっているらしい。私の耳に入るだけでも「彼氏いない」「彼女いない」という若人が多い。どっかの記事で読んだが「最近の男性はプロポーズができない」とか。あるいは恋愛するのがめんどくさい症候群も流行しているようだ。

ホモセクシャル、ゲイであれば話は全く別なのだが、そしてやや推測が入り混じるが、


  男性たちは女性との恋愛をやや避けつつあるのが現代で、遊びに行く、買い物に行くのは同性同士の方が楽であると感じている。 キーワードは「」 面倒なことは嫌だから、楽したいから、恋愛しない、同性と遊ぶ。なんてことなのではなかろうか。

楽をするというのは決して悪い事ではないし、他人の恋愛事情について何か言うべきこともなかろう。ただ、楽をしない、ちょっと面倒な事の先には、未知の面白い事が待っているんだけれど。


などと言いつつももしかしたら、俺は同性との楽しみ方をよく知らないのかも知れない。あるいは避けて来たと言えるのかも。同性とするのは、酒を飲む、悪い事をするをいうような行動に限定して来た。共通するのは「夜間」 夜なら共同行動をするけど、それ以外は御免。週末のそれも昼間に一緒にお買い物なんて考えられない。一緒に映画もないな。旅行?ありえへんありえへん。なんて風にずっと過ごして来たけれど、そこに正しさがあるわけではなく、単なる食わず嫌いなだけなのかも知れない。

恋愛するのが面倒症候群もあまりよろしくないことのように感じる(考えるとは言い難い。根拠が分からないので)しかし同性と遊びたくない症候群もそれほど褒められたことでもないんだろう。


そう言えば、人を殺めた理由が「彼女がいないから」というような輩がおった。人を殺したいくらい彼女がいない自分を憎みつつ、男友達とつるんで遊んでいる奴がいるとすれば、それこそが大きな問題なのかも知れない。

楽しないで生きようよ、恋愛だけはさ。楽しようよ、それ以外は。なんて言うつもりがまた余計な戯言にまみれてしまったのでこの辺で失礼。





初めてのCoCo壱番屋

2008-07-05 | days

よく見かけるが一度も入ったことのないものに、カレーのCoCo壱番屋がある。

先日誰も一緒に夕飯を食ってくれる人がいなかったため、入ってみた。とりあえずメニューを見ると膨大な数の品が載っていてくらくらしてきた。こういふときは他の人の注文を聞けばよい。

「ライスカレーのー ろっぴゃくのー 2のー」

うーむ。なんのことかさっぱり分からん。ここは日本語すら通じないらしい。面倒だが仕方なくメニューの字を読んでみた。字読みたくないのに。すると600というのはご飯の量、2は辛さの度合い。なるほど。

「チキン夏野菜のカレー 量普通、辛さは1辛」で頼んだ。こういう場合よく困るのが「1辛」の読み方。たぶん「いちから」と読むんだろうけど外すとちょっとはずい。似たようなはずさに、「トスカーナの風の運んできたしゃきしゃきオシャレサラダ」と頼みたいとき、ウエイター/ウエイトレスにそれを発音するのがはずい。なんてゆうことを考えていると、隣の席にやや可愛目の20代の女性が。我が便利な脳髄はこういう瞬間無駄な考え事が停止するのだからいい。「ほうれんそうのカレー 10辛」なぬ?10辛?このCoCo壱というのは口ほどにもなく甘口カレーなのか。1辛では甘すぎだっただろうかと軽く後悔しつつ待っていると来た。口に放り込んでみたら「結構辛い」うーむ。

すると隣の姉ちゃんに10辛が。色が黒い。こんなもん食えねえだろう。姉ちゃん間違えたんだろ?と思っていたら、がしがしと口に入れていた。

1辛で辛いという俺が甘いのか、10辛姉ちゃんが普通でないのか、たかがカレーでちょっと不可思議な世界へ迷いこんでしまつた。



でもやはりおんなのこは10辛なんだろう。だって




今日の教訓




10・辛
テン・カラ
テン・カラット・・・・・・




今日の教訓2






DoCoMoって壱番や?

マンガ『イキガミ』近未来の日本は・・・こんな・・・

2008-07-02 | books





「イキガミ」間瀬元朗 小学館ヤングサンデーコミック


  この国では、国民に「死」への恐怖感を植えつけることにより、「生命の価値」を再認識させる法律・・・「国家繁栄維持法」が運用されている。
 全国民が小学校入学時に受ける、「国繁予防接種」 --- その注射器に混入したナノカプセルにより、1000人中1人の若者が18歳から24歳のまでのあらかじめ設定された日時に命を奪われる。
 だが、その運命を知らされる死亡告知書(イキガミ)が彼らの元に届くのは、死のわずか24時間前。イキガミが届いたとき、その人生を振り返り、「自分を曲げずに生きてこれた」と思える者は、まだ幸せなのかもしれない。なぜなら、イキガミから受ける苦しみは「自分を曲げて生きてきた」者にこそ、重くのしかかるのだから ---


以上は第五巻の冒頭より引用した。各巻ごとに若干の文言を変えつつ、ここから物語が始まる。

しょっぱながこんな設定なので、受け付けない人はたぶん面白くないだろう。事実、知り合いは全然面白くないと言っていた。ふむ。俺はこの設定そのものが結構悪くないんじゃないの、と思いつつ読んでいた。ただ単に運が悪い者は死ぬ、それだけじゃ面白くもなんともない。しかし、この「国繁」なるある種の国粋主義とでも言おうか、あるいは優生主義とでも言おうか、悪くないのだ。意外なほどメリットがある。

自分が死ぬかも知れない恐怖は、結果として自分あるいは他人の生命を尊ぶようになり、危機感が国民の意識を高め、生産性を向上させ、GDPを増やし、自殺率・犯罪率ともに低下している_______________ と「イキガミ」には描かれている。ふーん。そうなるのかもね。うんうん。それってなかなか面白いし結構ありえると思う。

と設定そのものにおおいに心が轢かれてしまった。いや轢かれてはダメだろう。

物語は、この死亡通知書「イキガミ」の配達員をする公務員藤本の苦悩を軸として、配達された人たちがどうやって残りの人生24時間を過ごすのかが中心となる。でもドラマ「ロス:タイム:ライフ」よりずっと深い。

何巻読んでも飽きないのは 必ずしも「命って大切なんだよ」というつまらないメッセージを伝えようとしていないから。あるいはそのつまらないメッセージを届けようとしてはいるものの陳腐じゃないやり方で伝えてくれるから。各エピソードを読むたびに、元気づけられることがないわけではないが、いやどっちかと言えば ずどーんと落ちる。

自分に事という刃を向けてみると、

自分があと24時間しか生きられない としたらどうしようか?
自分の大切な人があと24時間しか生きられない としたらどうしようか?

この「イキガミ」を読み終わってから、常にこの疑問が頭をよぎる。マンガあなどりがたし。







今日の教訓



イキガミヲハ
ひっくり返すと
ハヲミガキイ



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【自分用覚書】 捨てた本「魔女の盟約」「ポジ・スパイラル」

2008-07-01 | books



「魔女の盟約」大沢在昌 

前作の「魔女の笑窪」が猛スピードで面白かったのだが、今回だるい。




「ポジ・スパイラル」服部真澄

服部さんの本で今まではずれなど一つもなかった。しかし知人に「あんたには向かないかも」と言われた通り、なんだか入り込めなかった。環境問題を扱うのはタイムリーなのだろうがだとすればなおさら斬新な切り口が求められるのだろう。

しかしどちらの本も駄作であるかどうか読みきっていないので分からない。また単に私の精神的肉体的調子、偶然天候気分財布の中身に左右されていることは否めない。さらに言えば、もっと読みたい本がそこにあれば、「あああなんだかいまいちだなー」と思いつつ読んでいる本は捨てられる運命へと一歩近づいているのである。




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