前略
寒い日が続きますね。いかがお過ごしですか。実に面白い状況になりました。自分がです。「喋々喃々」を読んで、次に読みたいというよりも読まないといけないという本をあれこれと読んだんですよ(レビューはしませんけど。)それが終わってからお楽しみとしての読書として、やっと待望の村山由佳の「ダブル・ファンタジー」を読み始めたんですよ。ところがですよ?これがちっとも面白くないんですよ。いやたぶん面白いんでしょうけど体が受け付けないんですよ。100ページを過ぎて読むのをやめてしまいました。さて、あたくしの肉体はどうしちゃったんでしょうか?先輩ならご存知ですか。
「ダブル・ファンタジー」は官能小説という類であるので、PTA的観点からすると(どんな観点やねん)、汚らわしい小説なのでしょうね。しかしあたくし自身が尋常でないほど汚れた人間でございますので、汚染された小説などいつでもドンと来いなのですよ。しかし、小川糸マジックが、喋々喃々イリュージョンがあたくしを浄化してしまったらしいのですよ。
わたくしはあのピュアってやつになってしまったらしいです。なんてことですか。先輩、ピュアって知ってますか。「ダブル・ファンタジー」=汚い 「喋々喃々」=キレイなんて分かりやすい2項対立で片付けてはいけないですよね?しかし、しかしですよ、どういうわけだか官能だとエロだの濡れ場だのはあたくしの大好物だったじゃないですか?それが急に嫌いになってしまった。そんなことがあるんですね。え?すっぱいものが急に食べたくなるとかあるって?ああそういうことですか。
というわけで一冊の小説が汚濁した一人の男を塵一つ残さず清掃してしまった。いや油絵の具で猥雑に書かれたキャンバスのような男が一夜にして真っ白なキャンバスになる。そんな力を持つこともあるという例なんですね。
しかしやはりですよ、汚濁した男はやはりそれなりに生きていないといけないとんですよね。そうでしょ、先輩?あたくしは何を読めばいいのでしょうかね。 草々
喋々喃々小川 糸ポプラ社このアイテムの詳細を見る |
W/F ダブル・ファンタジー村山 由佳文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
まぁどっちにしろ女にはわからんな。
そう。中のことです。
でも、あるんですね、そんなこと。あ、今書いてて思ったんですが、形って中のことなのかなぁ?見える見えないじゃなくて中の形って意味なのかなぁ?昼間っから何を考えてるのかしら…(-.-;)
昼間っから「非婚同盟」ってドラマ、セリフが昼向きじゃないな…(-_☆)
毎日のコメントありがとうございます。
ところで、「ダブル・ファンタジー」の帯ですが、
確か「ほかの男とした?俺のかたちじゃなくなってる」でしたね。
女性の方が形の変化に敏感ではないかと思ったのですが、よーく考えてみたら
それは男性しか分からないことですよね。うーむ。これって面白い。
真面目に答えれば、私自身はそういう経験はないですね。相手がそういうことを
してないからかのか、それとも私が鈍感だからかは不明ですが。しかし某友人が
まさに帯に書いてあることがあったので「あいつ浮気してる!」と断言していた
ことがありました。問題は本当に彼女が浮気していたか、彼は気が小さいので
問い詰められなかったことです。
なお、私が言うのもおこがましいですが、20代後半から段々と女性は
青くて硬い果実から、甘くて柔らかい果実になると思います。
糸さんの本、私ドンピシャ世代です♪
私も先輩のコメントが楽しみです。
この帯の台詞、うまいと思いました。
男性からすると充分ありうると思うのですが、
>そんなことあるワケないじゃんっ!
ないんですか(笑)それを確認するために再読しようかとは思ってます。
「喋々喃々」は特に20代後半から30代女性にオススメです。
てか、糸さんすごいですね。すごい威力ですね。魔力ですね。
ダブルファンタジー、帯に書いてある登場人物(男)のセリフの一文、一度読んだだけでは理解できませんでした。なんのことだか。再度読んで、あ!と思い、そんなことあるワケないじゃんっ!て心の中で突っ込みました。やっぱり官能モノなんですね。ちょっと興味はあります(^^)