頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

『黒い睡蓮』ミシェル・ビュッシ

2017-12-02 | books
モネが睡蓮を描いた街、ジヴェルニーをめぐるフレンチ・ミステリー。

眼科医モリヴァルが殺された。絵画コレクターでもあり、女にだらしなくもあった。捜査が進むと、愛人(?)かも知れない、美貌の小学校教師ステファニー・デュパンが浮かんできた。彼女の夫ジャックが犯人なのだろうか。彼女に惹かれてしまった捜査担当のセレナック署長。公私混同が捜査に影響を与えるのか、それとも・・・

読みながら、なんだかおかしい。どこかおかしいと思う。矛盾していると。

しかし、ラストになれば全て吹っ飛ぶ。そうか!そういうことか!

久しぶりに、ミステリーを読んでぶっ飛ぶ体験をした。面白かった。モネの睡蓮が観たくなった。

黒い睡蓮 (集英社文庫)

今日の一曲

なんとなく、この小説っぽい。Yusef Lateefで、"Love Theme From Spartacus"



パソコンをまだ買い替えてないので、ひとのを借りて更新。SURFACEってわるくないね。では、また。


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