私のかなり近いところというかまあようは親戚にゲイがいる。その事について特にここで語りたいわけじゃない。彼が来日したときにゲイ・パートナーを一緒に連れて来てくれた。その彼にとっては初めての日本だった。
そのときに秋葉原に連れて行ってあげた。経緯は全く記憶にないのだが、秋葉原のドンキホーテの店内で私はなぜかTime To Say Goodbyeを熱唱していた。アリスのチャンピオンを堀内孝雄と谷村新司を歌い分けるに続いて私が会得した、サラ・ブライトマンとアンドレア・ボチェッリの歌い分けをするという必殺技である。誰も聴いてくれないので、風呂場以外では炸裂したことがなかった。しかしオペラ好きだという彼に披露したのだ。
いたく喜んでいただいたことは言うまでもない。その時に彼に「アンドレア・ボチェッリって盲目なんだよ。彼がイタリアのどこかで野外ライブしたDVDで見たよ」教えて貰った。へぇ、目が見えないのに凄いなあ、と思いながらずいぶんと年月が経ってしまった。大きなあるいは小さな嘘と誇張が混じっている今回のblogだが気にしない気にしない。
グラミー賞の授賞式でMary J.Bligeと一緒に歌ったというのでその映像を探していたら、Time To Say Goodbyeの元のイタリア語のバージョンを発見した。Con Te Partiroは「君と一緒に旅に出る」という意味だそうなので別れの唄ではないそうだ。歌詞の英訳も発見したがそれはいいだろう。結婚式で歌っても問題のない内容なわけだ。
YouTubeでアンドレアのパフォーマンスを色々発掘したがこれがベストだと思う。なぜかこれを観ながら聴きながら涙が止まらくなってしまった。
こんなことも年に一度くらいある。私のような畜生であっても。
英語の歌詞を読んでみると、悲しい別れの歌だとは思えません。
いくつかそれらしき部分と拙訳を以下に。
I'll go to places that I've never seen or experienced with you.
Now I shall, I'll sail with you upon ships across the seas,seas that exist no more.
I'll revive them with you. I'll go with you.
まだ知らない場所へ
いくつものいくつもの海を越えて始まる船出
私の旅はあなたとともに
あなたとともに行くわけですから、Time to say goodbyeのさよならを言う相手とは、あなたなのではなく、例えば故郷の友というような第三者である、あるいは過去にさよならすると解釈する方が理にかなっているように私は思います。(=邦題は「みなさん、ごきげんよう」みたいなもので) ゆえに、悲しい別れの歌というより、明るい未来へと向かうポジティブな歌ではないでしょうか。(「あなた」は死んでいて、私が旅するのはあなたの「思い出」と解釈してしまうと、誰に対してgoodbyeを言うのか分からなくなります)
「別れの曲だけれどいい曲ですよ」とCDを土産にくれました。
なるほど。彼女は亡くなってしまったということなのですか。
だとすれば別れの曲だし、これからも一緒に生きていくという意味では別れの曲ではないのですね。なるほど。歌詞の解釈は面白いです。
ちなみにWikipediaによると:
--- 原題のイタリア語タイトルの「コン・テ・パルティロ」(Con te Partirò = With you I'm going to leave)とはイタリア語で「君と共に、(ぼくは)旅立つ」という意味で、英語の「グッドバイ」というタイトルゆえにイタリア以外では誤解されやすいが実は別れの歌ではなく旅立ちの歌である。したがって結婚式で歌われることも多いがこれは決しておかしなことではない。ドイツではKarel Gott - Zeit zugeh'nという。---
だそうです。
これからも一緒に生きていこう
という意味だと思いますよ。
白石一文検索で上位に表示されるのですか。彼について熱く語ったことありましたっけ?
目次から見たらありましたね。恐ろしいことに自分が何を書いたかあまり覚えていないんですわ。
アンドレア・ボチェリの武道館ライブがあることを結構最近知ったので勿論チケット取れてないです。
では、また。
以前、「白石一文」で検索してこちらに辿りつき、それ以来読み逃げしています。
ココ、なんか良いですね、好きです。
アンドレアもお気に入りなので、今夜は思いきってコメントしてみました。
また来ます♪