「源氏物語 巻一」瀬戸内寂聴訳 講談社 1996年
突如として源氏物語を読み始めた。家にマンガの「あさきゆめみし」があるにも関わらずまだ読んでない。だのに、なぜ?
1.平清盛がドラマになっているので、平家物語を読もうとして間違えて源氏物語を買ってしまった。
2.光GENJIの長年のファンなので、やはり読んでいないとマズイと思った。
3.最近ちっとも女性にもてないので、やはりそこは和風プレイボーイの大先輩の技を盗みたいと思った…
もうこういう話はいいか。
与謝野晶子の現代語訳は悪くないけど読みにくい。橋本治や田辺聖子は原文にない翻案が多いらしい。大塚ひかりという人の比較的新しい現代語訳はとても読みやすいけれど、注が多いので、すらすら読めない感じがしたので、瀬戸内訳を読み終えてまだ気力が残っていれば、これを読もう。
というわけで、初めての源氏物語。瀬戸内訳はちょうどいい。あまりにも最近の言葉を入れて読みやすくしすぎているわけでもないし、だからといって読みにくいわけでもない。
読んでみれば、1000年以上も前にこんな物語が書かれていたのかと思うと、やはり驚かざるを得ない。空蝉に対する行為なんてパワハラとかレイプだし、藤壺は疑似近親相姦だし。とかなんとか言いながら、
ふぅ。全10巻もあるのに、もう1巻で疲れてしまった。口ほどにもないワタシ。
2巻以降は、またいつか。それまでさようなら。
源氏物語 巻一 (講談社文庫) | |
瀬戸内寂聴訳 | |
講談社 |
今から読むなら、田辺先生訳でしょうか。
ところで、男性が読んで面白いですか?
家にも「あさきゆめみし」があるのですが、登場人物の顔が区別できず、いまだに積読本の仲間です。
女子のキャラクターやら当時の世情やら出世やら読みどころはあるんですよ。
源氏が夕顔をなんとかしたいとき、源氏のお供が夕顔と暮らす女性といい仲になりその女性のとりなしで夕顔の寝所に潜り込む源氏とか。
ふるさんは酔うと愉しい話ししますか?
それとも難しい話しますか?
呑む仲間にもよりますが。
恋あるいは、それに類似する行為、に関してはとても面白く読みましたよ。
なかなか進まないのと、同じような話が続くような感じがするので疲れてしまいましたが。
書棚にあったはずの「あさきゆめみし」がどこかに消えてしまいました。
★こなつさん、
おっしゃる通り、女性たちのキャラは立ってるし、読みどころはたくさんありますね。
>ふるさんは酔うと愉しい話ししますか?
酔っても変わらないと思います。
変わっていたとしても自覚はありません。