奈良時代始め、光明子の兄である藤原四兄弟の武智麻呂、房前、宇合、麻呂は痘瘡(天然痘)で死んだ。長屋王を自害に追い込んだから、その祟りにあったからだと言われた。その天然痘が猛威をふるった時代に、一般人の治療を行う施薬院で仕方なく雑用をする男から見たこの時代はいかなるものだったのか・・・侍医として帝担当の医師で出世街道にいた男が、無実の罪で獄に入れられた。出てきても行くところがない。詐欺師集団の仲間になりながら、昔の復讐に燃える・・・
奈良時代という遠い昔を描写しているのに、ついこの間のように感じる。
てっきり藤原四兄弟のことを描いた小説だと思って読んでいたので、想像とは違うものだったけれど、そんなことどうでもいいと思わせてくれるぐらい、面白かった。
痘瘡の恐ろしさが、嫌になるくらいに迫ってくる。まるで自分が奈良を歩いているような気持ちになる。よく出来たCGよりも、よほどリアルな感じがする。(父島に行って、海のキレイさに感動して帰ってきたら、後でNHK BSかなんかで、父島の映像を観たら、肉眼で見るよりもずっとキレイなことに衝撃を受けたことを思い出した。それ以来、自分の肉眼は信用できんとですよ。)
今日の一曲
フランスの歌手、Alizéeによる、Maddonaのカバー。La Isla Bonita
では、また。
奈良時代という遠い昔を描写しているのに、ついこの間のように感じる。
てっきり藤原四兄弟のことを描いた小説だと思って読んでいたので、想像とは違うものだったけれど、そんなことどうでもいいと思わせてくれるぐらい、面白かった。
痘瘡の恐ろしさが、嫌になるくらいに迫ってくる。まるで自分が奈良を歩いているような気持ちになる。よく出来たCGよりも、よほどリアルな感じがする。(父島に行って、海のキレイさに感動して帰ってきたら、後でNHK BSかなんかで、父島の映像を観たら、肉眼で見るよりもずっとキレイなことに衝撃を受けたことを思い出した。それ以来、自分の肉眼は信用できんとですよ。)
今日の一曲
フランスの歌手、Alizéeによる、Maddonaのカバー。La Isla Bonita
では、また。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます