様々な生物の生態を、「なぜそのようになっているのか」詳しく優しく教えてくれる。
例えば、サンゴ礁。サンゴは綺麗な海ででないと暮らせない。しかし、海水が綺麗だということは、プランクトンなどが少なく透明な水だということになる。だとすると栄養分が少な区なるはずなのに、サンゴ礁には沢山の生物がいる。サンゴもどうやって栄養を得ているのだろうか?
その答えは藻。小さな褐藻がサンゴの中にいて共生している。その相互の恩恵関係が素晴らしい。褐藻は栄養を与え、サンゴは住処を与える。その他複雑な恩恵を相互に与えている。理想の夫婦のようだ。
他にも、巻貝は、なぜ螺旋に巻いているのかなど、興味深い話が沢山あった。もしかすると最強の生物はナマコかも知れない。動く生物と動かない生物の中間「ちょっとだけ動く」生物。隙間産業に生きる。シカクナマコは雌雄があって、海中に精子と卵子を放出して有性生殖を行うが、季節によっては無性生殖を行う!(人間で言えば、彼氏とか彼女がいる時期は有性生殖を行い、そうでないときは自家発電を行う人。まさに「おひとり様」時代の先端を行く人ではないか!)それ以外にも、食う心配がなく、食われる心配もない。ある意味、我々人類が目指す形なのかも知れない。脳のような中心になる器官がないから、体の一部がなくなっても再生できる。脳があるからこそ、様々な欲求を産み、そして欲求不満を産み、脳があるからこそ、嫉妬や妄想が生まれる。脳なんてないほうがいいのかも知れない。
面白い。大収穫本だった。
今日の一曲
R.E.M.で、"Everybody Hurts"
では、また。
例えば、サンゴ礁。サンゴは綺麗な海ででないと暮らせない。しかし、海水が綺麗だということは、プランクトンなどが少なく透明な水だということになる。だとすると栄養分が少な区なるはずなのに、サンゴ礁には沢山の生物がいる。サンゴもどうやって栄養を得ているのだろうか?
その答えは藻。小さな褐藻がサンゴの中にいて共生している。その相互の恩恵関係が素晴らしい。褐藻は栄養を与え、サンゴは住処を与える。その他複雑な恩恵を相互に与えている。理想の夫婦のようだ。
他にも、巻貝は、なぜ螺旋に巻いているのかなど、興味深い話が沢山あった。もしかすると最強の生物はナマコかも知れない。動く生物と動かない生物の中間「ちょっとだけ動く」生物。隙間産業に生きる。シカクナマコは雌雄があって、海中に精子と卵子を放出して有性生殖を行うが、季節によっては無性生殖を行う!(人間で言えば、彼氏とか彼女がいる時期は有性生殖を行い、そうでないときは自家発電を行う人。まさに「おひとり様」時代の先端を行く人ではないか!)それ以外にも、食う心配がなく、食われる心配もない。ある意味、我々人類が目指す形なのかも知れない。脳のような中心になる器官がないから、体の一部がなくなっても再生できる。脳があるからこそ、様々な欲求を産み、そして欲求不満を産み、脳があるからこそ、嫉妬や妄想が生まれる。脳なんてないほうがいいのかも知れない。
面白い。大収穫本だった。
今日の一曲
R.E.M.で、"Everybody Hurts"
では、また。
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