頭の中は魑魅魍魎

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ドラマ「IRIS アイリス」第一回

2010-04-22 | film, drama and TV

水曜21時から放送。

まさかゴールデンタイムに韓流ドラマが放映されるとは・・・

キム・ヒョンジュン(イ・ビョンホン)は軍隊で訓練を受けながら通う大学でチェ・スンヒ(キム・テヒ)と出会う。講義は現代史。JFK暗殺、湾岸戦争を扱っている。その後ヒョンジュンはNSSにリクルートされ、日本人テロリスト(白竜)による大統領候補暗殺を防ぎ、一年後には(ハンガリーのブダペストらしき場所で)北朝鮮の首脳の暗殺を命じられるまでになる。狙撃には成功するが北朝鮮のチームに追われる。負傷し、上司に助けを求める電話をかけるが拒絶され・・・スンヒとの恋は・・・

いやいや。キム・テヒが尋常でないほどかわいい。軍の精鋭の訓練の様を美しく描かれると映画トップガンを思い出す。戦争・紛争を美化しているという意図があるわけじゃないだろうが、戦争のための道具を磨く様がそう描かれるということは結果としてそういう事になるのだろう。戦争を美化しようが悪者に描こうが面白ければ私はいいのだが。

イ・ビョンホン萌えする人にはたまらないだろう。そうでない人にとってストーリーで魅せる事が出来るのか気になる。大げさなアクション等ドラマというより映画のような作りだ。スパイアクションモノだという事だから今後はそっちを期待したい。初回は、スパイではなく、暗殺者兼公安だったので。またヒネリにヒネったストーリーにも期待したい。すごく面白かったわけでもなくだからと言ってつまらなくもなかった。評価についてはまだ留保したい。しかしストーリーのこれからには気になるので、来週も録画して観ると思う。なんだかんだ言っても日本のドラマが描けないような作品である。

キム・テヒがたまに見せる表情が尾野真千子さんに似てると思った。しかししかしコリアン・ビューティには美しい人が多い。ちょうど読んでいる途中だった百田尚樹の小説「モンスター」で美しさについて書いてある部分を思い出した。主人公はとてつもないブスで故郷を捨て、東京に出て苦労して金をためて美容整形を受けて生まれ変わり復讐をするという話。そこで短大の心理学の先生が言うのは、古典的は美人というのは平均的な美しさを持っていて、突出したものがないと。確かにグレース・ケリーに際立った個性はない。美は確かに多様化しているけど、コアな部分は脱個性なんだな。

思い出してみると、コリアン・ビューティたちはみな同じような顔をしているような印象がある。時空を超えて普遍的な美しさを持っているのだと言ったら言い過ぎだろうか。


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