就職の説明会のために行列しているところへ、メルセデスが突っ込み、8人が死亡した。メルセデスのオーナーが、鍵をかけないでいたから盗まれてこういう事件がおきたんだという非難があがり、オーナーの女性オリヴィアは自殺する。事件の担当だったビル・ホッジズは引退していたが、ずっとこの事件が気になっていた。メルセデスを運転して、殺害したのは誰か。オリヴィアの言う通り、ちゃんと鍵はかけていたのか。そして犯人から手紙がやって来た… 死んだオリヴィアの妹ジャネルに会うと、オリヴィアは非常に神経質で、鍵をかけ忘れるはずがないと言う。彼女に依頼され事件について調べることにした。相棒は優秀な高校生ジェローム。パソコンやネットのことなら何でも知っている… 犯人はブレイディ。病んだ母親と二人暮らし。彼の内面は…
キングらしく描写が細かい。そして意外なほど真っ当なサイコ・サスペンス。
車に鍵をかけないでいて、それが盗まれて犯罪に使われたからと言って、責められるようなことなのかな?と思わないでもないけれど、それ以外は、充分に楽しめた。
ブレイディの鬼畜ぶりが相当なものなので、読んでいると、この鬼畜をどうやって成敗してくれようかという気分になる。その感情移入の度合いが大きいのは、キングに書き方が巧いからだろう。上巻の終わりぐらいから、鬼畜VSビルと仲間たちの対決姿勢が明らかになってから、どんどん頁を捲るスピードが上がる。
ビルの相棒はもう一人途中で増えるのだけれど、その人物の描写もなかなかいい。
今日の一曲
車がタイトルの曲。Bruce Springsteenで"Pink Cadillac"
では、また。
キングらしく描写が細かい。そして意外なほど真っ当なサイコ・サスペンス。
車に鍵をかけないでいて、それが盗まれて犯罪に使われたからと言って、責められるようなことなのかな?と思わないでもないけれど、それ以外は、充分に楽しめた。
ブレイディの鬼畜ぶりが相当なものなので、読んでいると、この鬼畜をどうやって成敗してくれようかという気分になる。その感情移入の度合いが大きいのは、キングに書き方が巧いからだろう。上巻の終わりぐらいから、鬼畜VSビルと仲間たちの対決姿勢が明らかになってから、どんどん頁を捲るスピードが上がる。
ビルの相棒はもう一人途中で増えるのだけれど、その人物の描写もなかなかいい。
今日の一曲
車がタイトルの曲。Bruce Springsteenで"Pink Cadillac"
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