しばらく昔の事だけど、シンガポールに行った時の話なのだ。
当時まだ名前があったM銀行のシンガポール支店に友人が勤めている。その友人W君に連絡を取り、昼飯を一緒に食うことになった。
共通の知り合いの葬式以来の再会にも関わらず、基本的に二人ともスットコドッコイなので特に暗い雰囲気にもならず、楽しくお話しした。
俺「しかしさー 俺マーライオン見たと思うんだけど、もしかしてあれマーライオンじゃなかったのかなー?」
W「どういう意味?」
俺「だってさー すっげえちっちぇえんだもん まさかマーライオンあんなちっちゃくないでしょ?本物は今どっかに収容されてるとか?」
W「はっはっは。あれが本物なんだよー」
俺「まじで?あんなちっちゃいのマーライオン・・・ シンガポールのシンボルがあんなにちっちゃいのか・・・」
W「そうなんだよ。あれさー『世界三大ガッカリ』の一つだねー」
俺「ほんとだよー 『世界三大ガッカリ』だよねー」
W「はっはっは」
俺「しかし、他の二つは何?」
W「ん?知らない」
というバカ会話をしたことと突然思い出した。マーライオンはその後、変造だか改造だか移動だかをされたりして昔とは違うらしい(よく知らない)がしかしWと私の二人をガッカリさせたという事実には変りはない。
ずっと「世界三大ガッカリ」の他の二つを探しているがいまだに見つからない。
世界三大ガッカリの定義はかなり曖昧のようで、
人魚姫の像の代わりにシドニーのオペラハウスが入ってくるパターンもあるようです。
その二つが意外とショボイというのは映像で見た記憶があります。
しかしそれらを含めて「世界三大ガッカリ」と呼ぶとは知りま
せんでした。今思い出してみれば、NYのリトルイタリーに
マフィアがいなかったのでガッカリしました(ゴッドファ
ーザーの見すぎです)
世界三大ガッカリは友人W君の造語で全く人口に膾炙していないと
思っておりましたが、そうでもないのですね。ふむふむ。