北海道、人口が減少しつつある苫沢町で理容店を経営する向田、53歳。長男和昌は札幌の大学を出て、東京の商社に勤めていたのに突然辞めて、跡を継ぎたいと言い始めた。東京からやって来た役人たちと地域活性化を叫ぶが、向田は冷ややかに見ている。そんな向田理髪店と苫沢の人たちを描く、連作短編集。病院に運ばれたお年寄りの話や、中国から奥さんをもらった青年の話、町をでて久しぶりに戻って来た女性はスナックを始めて、男たちの心が乱れる話、映画の撮影の話、この町出身の若者が詐欺で指名手配される話など…
なんと言うか、ものすごく盛り上がるわけでもなく、ものすごくしみじみするわけでもなく、地味に淡々と薄々と進む。
本来の日常っていうのはこういうものなのだろう。小説には非日常を求めてしまうけれど、そればっかりじゃいけないのかなと、ちらっと思った。
今日の一曲
曲とは無関係に。LOVE PSYCHEDELICOのカバー、JUJUで"Last Smile"
なんとなく聴いていて、歌詞はよく分かってなかったのだけれど、そういう歌詞だったんだ。では、また。
なんと言うか、ものすごく盛り上がるわけでもなく、ものすごくしみじみするわけでもなく、地味に淡々と薄々と進む。
本来の日常っていうのはこういうものなのだろう。小説には非日常を求めてしまうけれど、そればっかりじゃいけないのかなと、ちらっと思った。
今日の一曲
曲とは無関係に。LOVE PSYCHEDELICOのカバー、JUJUで"Last Smile"
なんとなく聴いていて、歌詞はよく分かってなかったのだけれど、そういう歌詞だったんだ。では、また。
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