変化

自宅と福祉亭と駅前の往復。
この三角点の決まり切ったルートで過ごしている。
日曜診察のある眼科に行くので、久しぶりに駅まで歩く。

お！お！お～～！と驚いたのは、小学校跡地の解体の進捗。
年末は、まだ、校舎のカタチを留めていたのに、な・なんと！既に1階部分を残すだけの姿に。
そして、作業社屋のあったところは、すでに全て解体が終了していた。
新年になってまだ、2週間。
作業は、4日からと考えるとほんの10日余り。早い！！
夢を見ているように姿を消してしまっていた。

新春から溜まり溜まっていた新聞を久しぶりに読みふける。
新年ということもあるのか、内容が充実している。
どの日も読み飛ばせず、読みふける。
様々な論調と秀でた語句に出会う。
ほんの2週間の経過なのに、重厚。
世の中的に、既に名のあるみなさんと、市井のみなさんが、それぞれ広げる世界。
時代がなにを探し、どちらに進もうとしているのかを感じとれる。
ネット情報とはまた、違う印象。
しかし、です。この思いと感覚をすぐ忘れてしまう老年期特有の大きな悩み。
読みながら、マーキングしようか、切り抜こうかと、惑う。
いや、その結果が、紙ゴミ化。
結局、使えるのは、結晶化ズノウとか言うところの脳に定着しているものに限られる。
少年老いやすく、学成りがたし・・そのままに。

仏滅

フロントを一人欠き、厨房のシフトも一人欠いた昨日。
さらに、お弁当配達者お休み・・と仏滅モード。
ジツに、仏滅でした。
どんど焼き、何かの定例会、感染・・と理由はいろいろ。
大雑把な私の脳は、なんとかなるさ・・と、いつもの思考パターン。
なんとかなったかと言えば、なんとかなったのですが、取りこぼしも多く、惨憺。
スタッフ、ボラさんに申し訳なかった。
シフトは、念にも念。これが鉄則。
高齢集団の福祉亭では必須。
仏滅は、いろんなところに顔を出し、いやな空気を福祉亭に吹き込んでいました。
人という集まり。
その一人一人が、様々な判断をし、様々な行動をし、判断ミスをし、手元を狂わす。
なんとか一日が終わったことで、よしとします。
備えよ、常に。
この教訓、そのままの一日でした。
でも、終り良ければ全てよし・・の表情にも出会えた日でした。

害虫

昨日は、驚いた！！
エアコンが朝から作動しないというので、業者を呼ぶ。
結局、配電盤を開くと、な・なんと！そこが害虫のコロニーに！
以前から電気系統に住み着く害虫の存在は、知ってはいた。
レジも一度やられた。
常に温度が保たれているので、そこが、狙われる。
でも、やっぱり、その惨状を目にするまでは、まさか！。
人間も大慌て、もっと驚いたのは、害虫たち。
ほとんど開けられることなく快適な環境状況に、突然光が射したのですから。
パ～～と逃げ出す。慌てて駆除剤を噴霧。
すると、水気は、ダメですと業者。
でも、だからと言ってどうすれば？？
業者に尋ねても、いや、そちらは専門ではありませんから、私は○○と、会社名を言われる。
駆除業者を呼んでください・・と。でも、今、間に合わん！！
とにかく、駆除剤でバタバタと落下する害虫をボラさんが手早く始末してくださる。
あ～～～！びっくりした！！
以前、呼んだわけでもないのに、駆除業者があちこち調べてくださって、特に問題はありませんと言っていたのに。
問題あるじゃない。

温暖化

ラニーニャ現象とやらで、今冬は、大雪、寒いという。
ただ、まだ昼間は、なんとか暖かく厨房にいても大助かり。
ご利用も変わりなく。
午後お隣から呼ばれる。うん？？
今年のアダプトの花苗の伸びが悪いので、検討しましょうと言われたと。
確かに、暖かいという割に暮れから新年にかけ花茎が伸びていない。
小さいまま、つぼみをつけ、花を咲かせている株もある。
確かにそうだねと言いながら、ふっと前日頂いた青菜が小さいことを思い出す。
さらに、スーパーの青菜の背丈が小さいことも思い出す。
農家さんが、12月が暖かで、霜の降り方が遅かったのが原因で小さめの青菜と言っておられたことも、教えて頂く。
そうか！のガッテン。
地球温暖化と耳に馴染んだ言葉の意味が、回り回って、そんなところにまで影響しているのか！と。
人間の背丈は、遺伝子。
地球温暖化とは、無関係。
でも、野菜たち、花苗たちは、気候の影響を受けている！！
この回り回って・・の不思議と驚き。
しかも、温暖化を引き起こしているのは、人間の様々な活動。
月移住、火星移住・・などと最先端の技術を開発している人間が、地球上の小さな頼りない存在になんて、目など向けていない現実。
先日も、東京都の新たな都市空間の開発によって、海風が遮られ、埼玉県の気温が上昇してしまう・・の報道。
とにかく高さ300ｍなんていうビル群の建設らしい。
世界と互していくには・・の発想らしい。
プロジェクトとしては面白いのでしょうが、気候変動となると老人のズノウには、？？？

日常が戻った

一昨日に比べれば、風はやんだ昨日。
丁寧に掃き寄せたのに、まだまだの落ち葉がまた、散乱。

今月の理事会は、お休みが多かった。
一番気がかかりな財務状況。
ジツに苦戦中。
福祉亭のフトコロにも、北風は吹き荒れている。
お金を心配をしながら、食材を探したり、数字を眺めたり。
ただ、よくよく数字をみてみると、コロナ禍が始まって臨時休業したり、催事を止めたりから苦戦は、始まっている。
今年度に始まったわけではなく、食材比率は、少し上がってはいるけれど善戦していることに気がつく。
食品、光熱水費、とにかく目を見張る物価上昇。
これが、めざしたデフレ脱却の社会の姿なのか・・と憮然。
物価にスライドするはずの年金も微減。

そんな中、年金暮らしの地域のみなさん。
それぞれ福祉亭を大事に思って頂いていることを感じる日々。
予定数をオーバーして定食対応。
シェフさんは、何度か定食の残り数をフロントに伝える。
時計をみると、まだ、定食提供を始めて1時間。
誰にとっても、食事時。
みえるご利用者のために、何人分かの玉子焼きを作る。
作りつつ、バックヤードに3つ、そして4つオーバーですと、小鉢の手当をお願いする。
もうほぼ出尽くしつつある食材を塩梅して頂く。
ここの辛抱が大事。
天候に関わらず、足を運ばれるご利用者さんをがっかりさせられない。
そんなこんなの一日を過ごしても、売上となると・・フツウになっていればよし！心寂しい。

北風

天気予報どおり、北風が終日吹き荒れる。
強風、寒い。
さすがにご利用は、普段より少なかった様子。
何度掃いても落ち葉が厨房に入ってくるし、ご利用者がドアを開ける度に落ち葉が入ってくる・・とぼやいておられた。
厨房の外は、吹き寄せられた落ち葉の山。
食材の搬入もすませたので、落ち葉を掃き出す。
ありとあらゆるところに固まって次ぎの風を待っている。
なんとかのところにまで片付けたので、スーパーのほうに回ると、そこも落ち葉の山。
JSのクリーンメイトさんが一生懸命作業中。
とにかくフツウの量じゃあない。
ワタシもお手伝い。
そこに溜まった落ち葉だけでも大きな袋に2つ。
ワタシのボランティア袋45ℓも一杯。
暮れのお正月準備作業で、すっかりキレイになっていたのに。
車道をみると向こうのほうにまで、アダプトのポットが飛んでいた。
北風の暴れ具合に、やれやれ。
ここ数日は、気温がぐんぐん上がって、また、その後冬に逆戻りするのだとか。
まだ、1月初旬。春めくのは、うれしいけれど、アップダウンが激しすぎ。

まち歩き

まち歩きは、確かに面白い。
連休の一日を使って。
小野路を通過して、70代を老人と言わない・・が標語になっているまち。
桜の頃は、気持良さそうと、歩いていると、市民農園があった。
各区画に表示してある名前の中に「老人会」。
思わずふふふ・・と小さく笑ってしまった。
インフラ整備が行き届いているNTを抜けて行ったので、明らかに別のまちの印象。
郊外団地の衰退が言われているけれど、もっと郊外。都会と田園の中間。
いや、もともと郊外のまちの開発と発展と言ったほうが合っている。
柔らかい、けれど、ちょっと活気がね。でも、住みやすそう。そんな空気感のまち。
人の手が入った雑木林で、落ち葉を袋詰めしている人を見つけた。
堆肥にするのでしょうか。
以前、NTは、落葉が多くて、宝の山と訪問客さんに教えられても、都会暮らしのみなさんの出すごみの混在で、とてもアダプトに使う気持ちにはなれず、折角の宝の山も使えていない。
豊かさをただ待っているだけのこちらも、結局のところ都会人。
とにかく惜しむことなく体を動かさないとなあ・・反省。

戻った永山の公園では、凧揚げの親子の姿。お正月明けの風景。
福祉亭で、可燃ごみ出しの準備をしているとお隣さんから、すぐ戻りますと言ってね、と留守番役を仰せつかう。
築いてきたこの日常が、やっぱり愛おしい。
実験都市がどこまで行けるか。

譲る

立ち上げ時よりずっと毎月1回多大なご協力を頂いたカラオケボラさん。
コロナ禍もあって、この3年ずっとカラオケは中止。
その間、体力を落とされ、血中酸素濃度がほぼ不足のお身体に。
昨日、カラオケ機材の引き継ぎをされた。
ずっとカラオケを愛してきた人生。
周囲を巻き込み、楽しませ、小まめに福祉亭をサポートして頂いた。
クリスマスの飾り付けも、全て。
それと同じように福祉亭が、ボラさんにお返しできているかと思うと忸怩たるものがある。
ひたすら思いを受け止めるだけで、過ごしてきた。
ただ、その思いに感謝。
受け取るボラさんたちも80にさしかかっておられる。
配線の難しさに難儀。
でも、人生経験の知恵をお持ちで、なんとか引き継ぎが終了。
音出ししていると、老いの体にもなんだか昔の活力のようなものが沸いてくる。
カラオケが愛される理由。

コロナ感染で亡くなるのは、高齢者がほとんどと言われている今。
なんだかまた、ウイルスのほうは、複雑に変異しているという。
いつカラオケを福祉亭でやれるようになるかは、全く不透明。

地雷

地域にも、組織にも、隠岩や地雷という目には見えないものがある。
社会的なルールというものも目には見えないままに、ある。
ずっとサアテね？？と注意していたご利用者さんが、昨日暴発。
日頃のご利用時の空気感。
過去の出来事。
どれをとっても要注意！シグナルが常に、点滅。

原因が、後から分っては来たけれど、それは、単なる一つの現象。
その現象から、周囲は、判断したり、庇ったり。昨日も。
いや違う。主因は、他にある。
それが分っているので、ただ黙す。長い話しになるからです。
守らなければいけないのは、福祉亭と福祉亭のご利用者。
例え、ご利用者さんを失おうとも。
どのように福祉亭が語られようとも。
これは、もうずっと以前の出来事から得た確たるもの。
その経験と痛手は、未だに忘れることはない。
もし、傍観者であったなら許容の範囲だったかも。
現実の重みとは、別。

老い

短期記憶が落ちている。
瞬間的な記憶、数日前の記憶・・と。
人の名前、地名・・固有名詞に近いものは、使っていないとどんどん喪失。
昨日は、会計入力のボラさんが、一ヶ月分の入力にみえた。
終わって報告が。
二度記載があるけれど、二度払いしていないでしょ？と。
大きな金額。
しているはずはない。
どれどれと日々の記載ファイルを確認。
おやおやおや・・確かに。ギョウテン！
振り込み日と、領収書が届いた日で、二度の記載になっている。
しかも、たった3日の開き。
以前、80代さんの交通費を10日開けて二度支払ったことがあった。
その時は、10日の開きで、ご本人が受け取られたということに驚いた。
ワタシは、70代に入っていたかなあ・・ワタシのミスでもあるのですが。
でも、その時は、80代の記憶力の低下に驚いたワタシ。
いやいやいや、いよいよ他人事でなくなってきました。
この対処は、キアイ！でいけますか？それとも、栄養ですかね？

自然体

一昨日と同じような展開。
でも、昨日が違っていたのは、まず「今日○時過ぎに行くよ」って伝言が入ったこと。
個人のご予約と思っていたのが、結局、ミニ新年会のお集まりに。
気が許せる同士の・・は、同じ。
盛り上がり、いかにも新年会。
厨房は、準備ができていたし、伝言の一言が、ありがたかった。
しかも、盛り上がってお開きになる時には、片付けのお手伝い。
ほろ酔い気分で、片付け仕事でもないのに、ありがたい。
こんな展開だったら、ジツにいい。
地域がここまで成熟する意味を、また感じる。
しかも、閉店時間をちょっと遅らせていたので、いつものご利用者さんがふらっと立ち寄られ、和やかな空気に触れてくださる。
ボラさんたちも帰り際になっても、おしゃべりの花が咲く。
構えず、自然体の運営。

初日

ゆったりした初日の時間が過ぎた頃、いつもののんべー組さんが登場。
残った食材は、ボラさんたちにおすそ分けしていたので、そこからが年始イチバ～～ン！となってしまった。
ぼちぼちとご参集なさるので、最初は、残して頂いていた食材で対応。
ところが、また、一人、また一人と、いつものメンバーが勢揃い。
予感していたわけではないけれど、14時をメドにお帰りモードに入られるボラさんたちの流れについ、乗っていた。
ワタシは、暮れから待ち合わせの客人と懇談中。話しは、大事なハナシだったのです。
最初は、フロントさんが状況が分らないまま対応されて、なんとか整うかと横目で。
いやいや、コトは、そう簡単じゃあないもんです。
結局、最後には、客人をお返しして、総勢たった4人きりなのに、そのつまみづくりに大慌てといういつものモードに。
正月明けですから、この程度のことは、想定していないと。
20年のキャリアが泣きます。
まったく～～・・

救急

仕事始めの準備をしているとバッタリ、ボラさんと出会う。
お弁当を配達しているご利用者が、救急車を呼ばれたという。
仕事納めの後に会った時も、年明けでないと対処がね・・と会話。
状態は、年末も年始もなく、救急になられた様子。
なんとか4日まで・・と思っていた自分のうかつさの後悔が、ドッと押し寄せてくる。
でも、ボラさんとの立ち話で、今現在は、救急隊にお任せするよりしかたないと判断。
なんとかご利用が続いておられるかたには、非常食のようなものをお渡ししていたのですが。
お弁当配達のかたのほうが、年末年始の長い時間をお一人で過ごすことの困難さは大きい。
救急のかたには、ヘルパーも入り、ご家族もおられるように伺っていたので、うかつでした。
そのご家族とも以前より電話が通じなくなっていた様子を、初めて耳に。

現実は、厳しいです。
家族とは言え、お互いに高齢化している。
お正月だからと温かく手を差し伸べるゆとりなんてものは、いつの間にか消失している。
それが、現実。
もうお一人、気に掛かっていたかたは、ご家族なのか、ヘルパーなのか、サポートされている姿をお見かけし、内心やれやれと思っていたところでした。
様々な社会的なサポートに頼るしかないのですが、その仕組が、どのくらい脆弱か。
こぼれ落ちないよう網の目をどうやって小さくしていくか、リクツでは、分っていたはずなのに。

始動

新しい年が始まりました。
まだまだお正月気分は、続いていますが、明日の仕事始めに備えて準備。
花壇の水やりも。
ほぼ晴れ・・が続いた正月三が日は、気分も晴れ晴れ。
用事が片付きました。ただ、花壇がね・・。
読もうと思って溜めていた新聞記事も、やっと読み終わり、それに疲れるとTV画面に吸い寄せられ。
正月早々紙ごみの山に手を伸ばして、また、読みふける。

今朝の夢・・もしかしてあの初夢というものでしょうか？
その内容が、出かけるのが遅れて福祉亭に着くと、洗濯されたタオルが畳まれていず、どういうわけか、厨房床は、味噌汁がぶちまけられて。
瞬時に何をするか判断するまでは良かったのですが、遅れた出勤をなじるボラさんがおられ、誰よりも早く出勤してくるのがリーダーの役目と言われてしまう。
だいたい、メニューが決まっていない・・と。
窮する。
息苦しさで目が覚めました。
現実の福祉亭のボラさんは、どなたも、ワタシの遅刻を糾弾されません。
でも日頃かかえる内面が夢に。

さあて・・正夢にならないよう、今日は、一日しっかり準備。
お正月明けの定食のメニュー構成の難しさ。
おせち料理に飽き飽きのかたと、心寂しく過ごされたかたとが混在する一年のスタート場面です。
どうサイコロを振るか。