福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

課題

2023-02-25 07:17:11 | 日記
高齢化が地域の課題になってもう数十年。
地域の隅々にまで様々に疲労感を及ぼしているのが現状とされている。
長命であることを願い進んできたにも関わらず。
少なくとも福祉亭を立ち上げた20年前は、高齢期の様々な問題を抱えつつも、人の姿として、やがて高齢となり、やがて世を去る過程が当然視されていて、重い荷物ではありながら、長寿を言祝ぐ空気感があったように思う。
三世代同居という日本社会が当然視していたものは、いつの間にか消え、家庭内での介護から急速に社会的介護へと移行してきた。
同居が、子ども世代からノーを突きつけられ、親世代もいつの間にか、子どもの世話にならないようにが願いとなっている。
それほど昭和の時代の親の老後の面倒が、各世代に重圧だった結果。
どの家庭にも、老いていく親世代が次第に、そして、急速に衰えていく時期の様々な悩みが語られていた。
その課題の一つの解決策として、社会的介護がオンナたちの間から求められ、介護保険制度が構築されてきた。
家庭内の介護の重圧から抜け出すことと、女性たちの社会的活躍が平行して語られ、仕組が構築されてきた。
社会も様々に備えながら。でも、まだまだ。
高齢化と、その過程での衰えは、人の姿として当たり前。
長寿は、回り回って、自分とそしてそれぞれの家族にも尋ねてくる。
そして、長寿が社会に重くのしかかったと同じように、子育てもなんだか社会に重いものになってきている現状。
もう少し明るく語られ、みんなが軽々と乗り越えるには、何があれば、何を社会や地域に備えれば良いのか・・。




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