5％

つい先日、マインナンバーカードの受け取りのサポートをさせて頂いた。
待ち合わせの時間に間に合うようにと、小走りしてくださったという80代さん。
胸が痛かった・・と。
バスに乗って、カードを受け取るセンターに。
順番待ちするみなさんは、子どもたちの姿も。
親に付き添ってだろうと思っていたら、カードのポイント付与が、子どもにもあるのだそうで、びっくり！
80代さんは、一つ一つ丁寧に指示に従って、書類を書いていく。
そこがなによりも大きな安心。
住所も生年月日の記載も、しっかり。
驚いたのは、暗証番号をスラスラ。
センターのブースを何カ所か回り、保険証に紐付けを最後に。
ご高齢なので、やっておくと何かこれからお役に立つかと。
こちらも、サポートがあるので、待ち時間ほど長くはかからない。簡単。
じゃあ、ワタシも、保険証だけやってみます・・とサポート役さんの勧めにのる。
ところが、暗証番号のところで、躓く。
普段使う番号を入力すると受け付けない。
とっさのことで、どんな番号にしたか思い出せない。
結局、三回失敗するとロックがかかる・・というサポート役さんの言葉で、紐付けはせず諦める。
日にちを変えても、三回の失敗は、ロックだそうです。
その様子を傍らでみていた80代さんが、センターを出る時、○○○なんじゃないの？と。
そうでした！複雑な数字は、間違いのもと。
身についたものにしようとしていたはず。微かな記憶が戻る。

80代さんとワタシでは、95％ワタシが頼られている。
ところが、肝心な残りの5％は、80代さん優位。
この事実が、ジツに楽しくて、思い出すたびに体の中から笑いがこみ上げる。
人生の先達のチエは、大したもの！です。まだまだ。