福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

老いの迎えかた

2020-12-10 06:48:23 | 日記
そろそろ閉店時間近く。
商店街で生活支援をされておられるかたが、お一人のご高齢者をお連れになる。
杖を持たれ、やっと歩ける・・という状況。
ご飯食べさせて・・と。大盛りで・・と。
たまたま一食残っていたので、急いで味噌汁を温め直し、メインも温める。
その間に、お名前を伺って、住所もなんとか伺い、包括に連絡して頂く。
包括から早速スタッフ。
食事が終わったら連絡して・・と、うちあわせ。
福祉亭の定食なら、ご飯の大盛りは、不要だったようで、ご飯は、半分残されて。
食事も終わり連絡すると、車いすを持参して、お二人のスタッフで。
乗るとめがね、めがね・・と探される。
福祉亭にはなく、心あたりを尋ねるように、お願いする。
お体は、ご不自由ながら、認知は、ほぼ正常のようにお見受けした。
お住まいは、2階・・と。
え??!!と驚く。
この状態で、EVなしの、しかも、号棟入り口へのアクセスにかなりの階段段数がある住まい。びっくり。
包括スタッフにお任せしながら、それにしても・・と、様々な思いがわく。

それにしても、日々をどう過ごされているのか。
高齢化が進む街と言いつつ、そこそこの社会的な備えもなんとか整って・・と思って過ごしている。
その肝心なサポートが、それぞれの足元に届いているのかどうか・・と。
たまたま商店街に出てみえて、姿を捉えられることになったけれど、ご自宅から出ることが困難になって、初めて、社会的なサポートに入る・・は、あまりに無謀。がんばり過ぎ。
市民は、もっと、地域社会に対してアンテナを高くしないと。
どうご自分の老いを迎えるか。
一気にエンデイングノートにまでいく必要はないけれど、せめて、おしゃべりの場を持たないと。
老いが襲いかかります。
コメント
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