福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

諸相

2020-06-25 05:07:49 | 日記
福祉亭の前を通る人影。
うん??
ずっと地域活動をご一緒させて頂いたかたのご家族。
いくぶん慌てて声かけさせて頂きました。
ご本人は、既にステージが上の病で、入院されています。
よもやま話に始まって、思い出ばなし。
話しているうちに、つい、涙。いかん。
ワタシの涙なんて。ご家族のほうにこそある深い悲しみ。
でも、お互いに、とにかく今は、待つしかありませんね・・と頷きあう。
毎日時間を決めて、病院から電話がはいる。心配してくれてね・・と。
その電話で話すタネに困るんだよ・・と。
今日は、この話をすればいいね・・と、笑顔。
そうです、そうですと、相づち。
生活上のお困りごとに、おしゃべりがいく。
福祉亭には、もうサポートをするグループは、ないのですが、それでも、生活力のあるメンバーさんがお近くにおられます。
すぐ連絡すると、二つ返事で。
ワタシと同じ歳なのに、この生活力の差は、大きいです。
何年経っても、差は埋められません。

84歳さんが自転車で倒れて大腿骨骨折のお知らせも届きました。
第一報が既にあったのですが、噂と思って聞き流していたことでした。
ほんの数日前、福祉亭をご利用で、お元気でしたので、何かの間違いでしょう・・と、信じられず。

もうお一人。
娘さんに手を引かれて、福祉亭前を通られました。
髪は、真っ白。腰が曲がられて。
以前福祉亭のご利用者さんで、娘さんもみえておられました。
ここ数年お目にかかっていないなあと、街を行く娘さんの姿を目で追っていたのですが。
ワタシが、ご挨拶しても、なんだか、お母さんは、定かではないご様子でした。

一日は、いつも同じように始まり、そして終わります。
そして、また、次の一日が当たりまえのように始まります。
それは、あまりに自然なことで、なんの不思議もないのですが、その背後にあってなにげに忘れてしまっているのですが、気がついてみると、そこにあるのは、みなさんの老いていく姿です。
もちろん、ワタシも、同じです。
一日一日の積み重ねが、どれだけ大事かを、思います。
みなさんと一緒にがんばろうと、また思いました。







コメント
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