福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

連帯感

2020-06-10 07:09:02 | 日記
福祉亭の10数年の運営を通して、80代前後からさらにその上の世代のお話を聞いていて気がついたことがある。
どのかたも、いきいきと話始めるテーマが、戦争。
それぞれの記憶に残ることを、まるで楽しい話を話すようにいきいきと話される。
その話は、戦地での話だったり、疎開先での話だったり、生活のありとあらゆる場面での話。
どれだけの体験だったかを、戦後生まれは、話を通して知ることになった。
国が総力を挙げて突き進んだこと。
その体験は、広く、深く、記憶にとどめることになって現代に。
今回のコロナ禍は、100年前に日本でも流行したスペイン風邪の時と、状況が似ていることもTVで、知った。
100年前の様子の映像もすでにあって、当時の悲惨さ、大変な日常が画面全体に映し出されていた。

今、街を歩いて、或いは、ご利用者さんとの共通な一番ホットな話題が、コロナ。
今を生きている私たち・・そのものです。
店構えをしているところは、どこに行っても、透明のビニールが下がっている。
マスクは、必須。
子どもから大人まで。
若い世代がマスクもしないで歩いている・・まで話題に上がる。
トイレットペーパーから始まった、品不足。
どの店舗のレジ付近にもラインが引かれて、ソーシャルデイスタンス。
低学年の小学生にソーシャルデイスタンスと言っても、なんのことか、理解している。
あらあらあら・・です。
見ず知らずの店員さんとも、緊急事態宣言が発出された前後の話で、つい、盛り上がってしまう。
あの不安感。あの戸惑い。
なんとか乗り越えたようで、よかったですね・・と、まるで、旧くからの友人との会話のように、頷きながら話こんでしまう。
国が、号令をかけた時、どんな状況になるか・・ということも、体験することになった。
まだまだ第2波が・・と懸念されているけれど、TVの情報にしがみつくように注視していた頃とは、もう違う。
どの世代にも共通する経験として、これからもずっと語られて、そして、恐れられていくことになるでしょうコロナ。
なんだかなあ・・・でもありますが。


コメント
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