福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

ヘルプ

2020-06-07 06:28:16 | 日記
Eテレで、「老いを生き抜く新常識~フレイルを知って備える」が放映されている最中。
外で佇むご高齢者。見知らぬかた。
今、テレビで福祉亭が放映されていて、ちょっとお待ち頂けますか?と声をかけると、ご自分の相談ごと。
腎臓が悪く、お金を出すから、3食面倒みてくれる人はいないか・・と。
福祉亭は、素人集団ですから、そういうことであれば、包括のほうに相談してみてください・・と言う。
包括に行ってみたら、閉まっている・・と。確かに、土曜日はお休み。
11日からは定食づくりしますので、いらしてみてください・・と新聞のカレンダーを差し上げる。
お困りのようではありましたが、福祉亭のおせっかいにも限度、限界もあることを知っていますので。
すると、
あの高い建物から飛び降りるよ・・と。
私が、なんと応じていいのか分からないので無言でいると、もう一度、同じことをおっしゃる。
その後、スーパーのほうへ。なんとも・・ただ、後ろ姿を見送らせて頂きました。
救急車のサイレンも鳴りませんでしたので、単なるつぶやきだったとは思いますが。

ヘルプを出す時には、ヘルプの出し方があります。
地域といえども、社会というものの構成です。
お一人お一人のご都合だけで、動かせるものでもありません。
お顔見知りであれば、ともかく。
これまでの人生で、何を考え、何を身につけて来られたのかなあ・・と、ちょっと、いやな気分がこちらに残ります。
困り抜いて福祉亭に・・でしょうか?
見ず知らずの存在にでも、窮状をつぶやいてみないといけないほど周囲と関わることなく、暮らしておいでなのでしょうか?
何もわかりませんが。
福祉亭にやれることがあるとしたら、11日にお食事にみえた時から、そこからです。
関係性を都合よく作ろうとしても、それは、自己中というか、あまりに幼稚すぎ・・と、ワタシは、思いますが。

閉店後、電話。
福祉亭までの行き先を教えて・・と。
どちらからですか?とお尋ねすると、3街区多摩センター寄り。
もちろん、丁寧にお教えしました。
でも、このヘルプの出し方も、ちょっと違うように思ってしまいます。
ヘルプは、関係性の上にあるものと、思いますので。
見ず知らずのかたが、遠方からみえて頂くことも嬉しい。
でも、やっぱり、その行動は、単なる消費行動と同じです。
お金を使えば、手に入るものと、そうでないものがあることに気づいて頂くと、もっとそのかたの生活の質が上がると思います。
そのかたは、50代とおっしゃっておいででした。
人生まだまだ・・です。がんばって。
がんばることへのヘルプは、福祉亭も、がんばれます。





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