福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

団地の一室で

2017-07-08 07:08:15 | 日記
老い先が短くなりつつある高齢期。
これまでの経験からも、周囲の様子からも、最後の日というものが、いずれ・・と知れる。
日々の過ごし方が難しい。
元気と言いつつ、体調に左右もされる。
体調は、元気のバロメーター。
すぐ、へぼへぼ・・と、すぐ、元気が交互に。

福祉亭のボラさんたちも、ぞくぞく80代。
ボランティァもやり、楽しいこともやり・・とお忙しい。
ボランティァは、日々の生活を豊かなものにする。
お仲間もできる。
お仲間は、人生の宝。
お元気な様子を眺めるワタシもココロ楽しい。
ボランティァをやれること・・
ヒトに尽くす喜びを知ること・・
これも、人生の宝かもしれませんね。

ワタシがお弁当を届ける高齢者宅。
娘さんがしっかりサポートされている女性たちは、フレイルとはいえ、比較的安定されておられる。
独居の男性が、ココロ痛む。
エアコンもない一室で、ベットに横になっておられる。
ひと頃は、毎日のように、酒びたりの生活・・・のようにお見受けしていた。
腰を痛められてから、フレイルに。
入退院。
どんどん体力を落とされる。
昨日も、痩せたお人形のように、ベットに。
お弁当をベットの傍らのテーブルに置く。
テーブルの上には、カップラーメンの食べ残し。
お弁当の箸を忘れたことを告げると、いいよ・・と笑顔で。
すみません・・と、ワタシも笑顔。
できることは、笑顔を送ることだけ。
北側の小窓を開けて、空気のとおりをよくしてさしあげました。
状況をどうのこうのできる力が、ワタシにはないのです。
せめての笑顔。

人生の最終章。
そのステージをどう過ごすジブンが、いるだろうか。
楽しいことだけをしてくれば、笑顔でいられるのですかね・・
ボランティァをしていれば、豊かなステージが得られるのですかね・・
どこに、人生の充足を置けばいいのか・・・惑うのです



コメント
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