福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

おむすび

2013-10-30 05:32:14 | 日記
ちょっと、出足の悪そうな雨の日。
厨房に立ち寄ると色合いの良い、おいしそうな小鉢が並んで、ご利用を待っていた。
火曜日は、ラウンジ。
だから、そのまま隣の街区へお迎えに。

商店街のアーケードを行くと、内科医先生とばったり。
昨日、お昼は、召し上がれましたか?とお尋ねする。
すると、案の定、患者さんが立て込んで、おにぎりの注文もできなかった・・と。
お腹が空いて、どうかなりそうだった・・と内科医先生。
お忙しい時は、定食のテイクアウトもダメで、おにぎりを・・と。
そんなご注文が一度あった。
昨日も、ずっと、みえないことを心配していた。
でも、なにかご用かな?それとも、お弁当をお持ちになったかな?と。

福祉亭は、一応は注文に応じて・・なので、無理強いはできないし。
数年前、善意で、注文もないのに、おむすびを届けて、そこの家のかたが、「どこの誰がつくったかもわからないものは、気持ち悪い!!」と言って、ゴミ箱に捨てられた・・と。
介護度が進んで、外出もままならなくなってしまったご利用者さんを心配して、福祉亭からおむすびを届けてもらった時のこと。

客観的には、確かに、そんな気持ちがわくことも、あることは想像できます。
でもね・・
つくったのは、ワタシ。
届けてもらったのも、ワタシ。
やっぱり、出過ぎたことが気になったし、その行為を目の前で見るご利用者さんのお気持ちがどんなか・・と、想像してしまったし。
介護状態のご利用者さんは、食べものも十分ではないようで、何かお持ちすると、夢中で召し上がった・・と聞いていた。
朝、食パンと牛乳を用意してご家族が出かけてしまい、ご自分は、外で何か食べてきてしまう・・とも聞いていたんですが。

その時、内科医先生がかかりつけ医。
先生とご家族がお話されると、ごく常識的で、ごく普通のご家族だったようなんです。
もちろん、包括も入られていました。
福祉亭として、お向かいの隣人として、ワタシに求められること・・・って、難しかったです。


コメント
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