安倍首相の解散会見に関して、前号のブログで「安倍晋三内閣総理大臣・・・今回の解散表明に限らずこの人の言葉は本当に心に響かない。」と書いた。そしたら翌日の朝日の天声人語に”解散を表明した安倍首相は多弁を弄したが腹に落ちるものは少なかった”と書いていた。”言葉の厚化粧”だとも。
「大義なき」とか「党利党略」とか「700億円の無駄使い」と言われる衆議院解散、この首相独走の計略をやすやす許しているのは安倍政策への反対票の受け皿がないからである。小党分立している野党が完全になめられているのだ。そして選挙の結果「民意」が歪められるのである。何故か。選挙区では50%の得票がなくても自民候補は当選できる。投票率は60%もなかろう。つまり有権者の30%以下の賛成でも自民は絶対多数の議席を取り「民意を得た」にすり替えられるからである。こんなインチキ選挙に有権者は利用されるのか。いっそのこと今回は安倍首相の信を〇×で問う信任投票にしたらどうかと思う。
年末恒例になった「今年の流行語大賞」、その候補50語がノミネートされた。この中から12月1日に年間大賞などが発表されるという。候補の中には私が聞いたこともない言葉がいっぱいあった。それほど私は流行に疎く、世間からずれているのだろうと思う。それはともかくとして私の推す大賞は「ダメよ~ダメダメ」、次いで「号泣会見」「ごきげんよう」である。「ダメよ~」はあのコンビのメークといい、実にユニークでインパクトがある。次ぐ「号泣会見」、テレビ中継のあのシーンはしばらく脳天から消えそうにない。当の県議は経歴的にもフツーではなく、ああいう人に投票した有権者は勇気があった。「ごきげんよう」は日本人の最も基本的な別れの挨拶であるが、それを美輪明宏さんが言うと何とも言えない響きになる。私の”世間感覚”はどうだろうか、結果はあと10日ほどで出る。
大相撲九州場所はやっぱり白鵬が優勝。昭和の大横綱大鵬に並ぶ32回目の優勝で、今年最後の場所を締めくくった。前半に白鵬が珍しく平幕に取りこぼして終盤まで鶴竜が引っ張る展開となったが、終ってみれば”やっぱり白鵬”だった。単に星数だけではない。相撲内容が段違いである。大鵬の時代とライバルの存在など違いはあるが、今の力士の中では心技体が図抜けており、まだまだ優勝回数を伸ばすことだろう。
今場所、他の力士では遠藤が前半の2勝5敗から8連勝して二桁勝利を挙げ、しぼみかけていtファンの期待を繋げた。”怪物”逸ノ城も勝ち越して何とか入幕2場所目での新関脇の座を守った。特筆したいのは40歳になった旭天鵬が10勝して敢闘賞を獲得したこと、および大怪我で幕下まで陥落しながら幕内に復帰した栃ノ心が力強い相撲で11勝を挙げてやはり敢闘賞に輝いたことだ。この二人には頭がさがる。拍手を送りたい。
写真は市民文化祭の中の今日の吹奏楽演奏会。15のチームが見事な演奏を披露していた
[日本語教師の中国滞在記]濰坊編はまだ準備中
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