神戸ポートターミナルの客船フェスタへ。久しぶりに訪ねたポートターミナルです。
埠頭の東側にはダイヤモンド・プリンセス号、西側にはパシフィック・ワールド号が寄港していました。そのタイミングもあって開催された客船フェスタです。会場にはクルーズの運行会社と日本の各港のPRブースが並び、お土産や帆船体験のVRコーナーなんかもありました。クルーズ船の乗船見学はありませんでしたが、ターミナルのデッキから二隻の客船をしばし眺めておりました。
停泊中のクルーズ船へは燃料の補給や物資の積み下ろしの作業が行われていました。食料を初めとする物資がどんどん積み込まれていきます。そのフォークリフトの作業が正確でスムーズなのにしばし見とれていました。清掃の作業員が船の外壁の錆やタイヤ跡などの汚れをローラーで除去しておりました。いろんなクルーがこの船を支えているのだと解ります。そしてこれだけの物資を寄港地で調達するのですから、クルーズ船寄港による経済効果は観光のみならず地元経済にとってすごく大きいものなんだなと見学して実感しました。
しかし美しいフォルムの客船には夢がありますね。小さい頃、中山手の母の実家に住んでいた従弟が大の客船好きで、勉強部屋にはロッテルダム号などの写真が飾られていました。クルーズ船が寄港すれば必ず中突堤などに必ず行って写真を撮っていたようです。訪れる度にその話を聞かされて、私もいつしか大の船好きになっていました。中学時代には鳥羽や広島の商船専門学校に行きたいなと考えていた時期もあったのです。ただ確か受験資格に視力があったので近眼の私はそれで諦めた記憶があります。
クルーズ船には一度、パシフィック・ビーナス号に乗船しました。その時は沖縄から奄美大島、屋久島を巡るクルーズの旅でした。お天気に恵まれてとても快適で楽しかったのを覚えています。そのパシフィック・ビーナス号も引退したとか報道で知りました。少し寂しいです。フェスタ会場ではクイズに答えて応募すれば、8月27日に神戸港に寄港する飛鳥Ⅱの市民船内見学会に参加できるとあったので応募しました。抽選となりますが、当たればまた行ってきます。
クルーズの白き航跡夏の海