凌霄花（のうぜんか）がもう咲いていた。
地に零れている花も。夏の花です。
この花が似合うのはやはり炎天。
割と花期の長い花です。夏の花は
百日紅（さるすべり）も、木槿も
そうですが、散っては咲くを長く
繰り返す花が多いですね。だから
ずっと咲いているように見えます。
お寺の境内に咲くこの凌霄花は
燃えているような真紅に近い色。
ストイックなお寺に秘められた
とある情念が花の化身となって…
なんて物語を想像すればまたこの
凌霄花も違ってみえてきます。
そういえばこの近くには処女塚古墳。
身を投げたあの姫の化身でしょうか？
