グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

原発事故に振り回される日本

2011年05月22日 | 日記
東日本大震災の翌日に発生した福島原発原子炉の水素爆発以降日本は事故対応に振り回されている。
最近は初動措置のベントだか海水注入だかについて官邸の指示があったのなかったのと喧しい。
たしかに初動段階の判断は重要であったろうが今更戦犯探しだけに時間を浪費することは得策ではない。
現状を正しく整理し過不足のない対策を粛々と実践していくことが何より重要だ。
工程表についていえば最終ゴールが9ヶ月先というのはいかにも間延びしている。
果たして海外を含め専門家の助言・意見等をどれだけ取り入れたのだろうか。
東電や安全保安院が事故処理に関する知識や経験を十分持ち合わせているとはとても思えないのだ。
賠償問題についても未だにフレームワークすら見えない。
こちらも議論はほどほどにして実際に対象者を救済していかなければならない。
事故はともかくその後のドタバタで失っているモノも結構大きいのではないか。
事故対応に振り回されることはいい加減に卒業したい。