グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

原発「メルトダウン」に思う

2011年05月18日 | 日記
20年近く前の話になるが奉職先の社長が何かの訓示の中で旧ソビエト連邦の崩壊を指して「メルトダウン」という言葉を使っていた。
その時にはまさか本来の意味での「メルトダウン」をこれほど聞かされようとは夢にも思わなかった。
最近になって福島第一原発1~3号機がかなり早い段階からメルトダウン状態にあった可能性があるとの報道がなされているが内部関係者は薄々感じていてもとてもそんなことを言い出せなかったのではないか。
それほど「メルトダウン」は重大な事象なのだ。
そして結果としてあの工程表を何がしか歪めたものにしてしまった。
繰り返しになるがもはや東電単独で今の原発を修復できない事は明白だ。
多少なりとも公益意識があるのならメンツもプライドも捨て福島原発設計者米国にも協力を求め一から出直すべきだろう。
「脱原発」の議論もあるようだが今の日本は原子力を全否定するほど我慢強くはない。


リビア情勢を憂う(その2)

2011年05月18日 | 日記
ハーグの国際刑事裁判所主任検察官がリビア・カダフィ大佐ほか3名の逮捕状を同所に請求したとのことだ。
カダフィ大佐当人にはもともと亡命などの意志はないだろうがこれで息子や側近の国外脱出可能性もほぼなくなった。
海外資産も主要国で既に凍結されておりカダフィ一族に対する包囲網は着実に狭められている。
そして国連事務総長も騒乱終息に向けて腰を上げた。
隣国であるチュニジア、エジプトなどとは大きく異なる政変劇もいよいよカウントダウンが近づいたようだ。
一体どんな最終決着が待っているのだろうか。
ハード・ランディング?それともソフト・ランディング?
それにしてもここまで来るのにいかほどの犠牲者を生んだのだろうか、一説には双方で数万人の人命が失われたともいう。
もしかしたらもう既に十分ハード・ランディングだといえるかもしれない。