グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

「罰則のない法律」って何?

2011年05月08日 | 日記
先日焼肉チェーンの各店で発生したユッケ食中毒事件で死亡された方は4名に上っているがなお重症の方々が20名以上とのこと、これ以上の犠牲者が出ないことを願うのみである
この事件に関連した報道で気になることがある。
わが国には食の安全に関する法律(「食品衛生法」を指してるようだ)はあるが罰則規定はないと喧伝されていることである。
そもそも法治国家でありながら法があっても罰則がないとはどういうことなのか。
どうも規格・基準が整理されていない(できない)ことに起因しているようだが罰則がないのであれば法律として機能しないのではないかと思うのだ。
確かにあらゆる事象に適用できる規格・基準づくりは難しいかもしれないが(罰則の一部である)改善命令や報告の徴収もできない法律であればそれはナンセンスだ。
また今回の場合も「業務上過失致死罪で裁ければそれでいい」というものではないだろう。
全ての法律にはその罪に相応しい罰則があってしかるべきだと思う。