グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

飲食事業者の最低限の誠意

2011年05月14日 | 日記
ユッケ食中毒時事件を引き起こした焼き肉チェーン運営会社が治療中の患者達に対し治療費全額の支払いを約束する文書を発送するという。
今回の事件は飲食者サイドに全く落ち度がないためこれは当然の措置だろう。
一つ気になるのは死亡した4人に対する遺族への慰謝料について何も触れていないことだ。
慰謝料算出方法が見当たらないということであれば航空機事故や通常の交通事故でよく引き合いに出されるホフマン方式が参考になるだろう。
当該本人が将来得るべき収入から生計費を差し引き現在価値に引き戻したものといったらいいだろうか。
運営会社は治療中の患者への対応と併せて死亡者の遺族に対する補償について早急に態度を表明すべきだ。
もう一つ気になるのは運営会社の負担能力の有無である。
今回の事故で客の入れ込みどころか営業再開そのものが危ぶまれる。
「ない袖は振れない」のである。
保険などに加入していれば別だが・・・。