AとBでCはどうなの・・・

これだけ葬儀式場が増えてまいりますと、葬儀社の比較が、

当然起きてまいります。

昔は自宅葬ですから、全てのお家が違いますし、会葬者の方が、

家の中まで入れないこともあって、葬儀や祭壇の比較はできなかったのです、

立派な葬儀とは「花環が○○本」出ていた、とか、通りの角まで人が並んでい

た・・・、といったことが、葬儀の規模の話しでしか判断が無かったように

思います。

式場９０％の時代では、高齢化の今、ちょくちょく葬儀場に行く機会が増えたので

はないでしょうか、

A社はB社よりこうだね、でもC社はこうなんだよ・・・？？

とかく一般の会葬の方は、比較するのが得意です

（業者の方は、もっと比較しますが・・（笑））

葬儀社さんも、比較されて負けないようにと、日々研鑽・・・

の筈ですが、負けないようにと、施設からやり方までまねてしまいます。

結局、どこでも同じようなやり方になりますから、

さあ～大変です・・今度はどこで比較されるのでしょうか・・（戦々恐々）

そろそろ、葬儀社さんも、自社の考え方とか、ポリシーが発揮できる

オリジナルな方法を求められてくるのでしょうか。

A,B,C・・・どんなに比較されても、

こころのスタンスは変えていかないように、

したいものです・・・

昔、ロールスロイスが、そこそこの車を作ろうかとしたときに

「当社の門番がそんな車は外には出さない・・・」といった、逸話が

あるように・・・・

喪主になりかわりまして・・・

葬儀でのご出棺の蔡、喪主様の挨拶がございます、

家族葬の場合は、ご挨拶の無いときもありますが、通常は、

遺族の代表の方が挨拶をいたします。

時として、「葬儀社さんが代わって挨拶をして欲しい」と

要望される場合がございます、

葬儀社さんは、葬儀のお手伝いは出来るのですが、

遺族の挨拶は、本来ご遺族の方がなさるものと理解いたしております。

故人様に成り代わりご遺族の方が挨拶をするわけですから。

他人である葬儀社が、代わってということは出来ないのです。

「ありがとうございました」のひとこと、それだけで良いのです。

以前に、ご出棺時の挨拶のとき、喪主さんが、感きわまって声にならず、

涙を浮かべたまま頭を垂れました、

その姿を見て、皆さんが「感謝の気持ちが」伝わったことは、

言うまでもありません。

気持ちには、言葉以上のものがあるのです・・・