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塚口サンサン劇場「狭霧の国」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」見てきました!

2020-07-07 23:23:04 | 映画感想

 本日は七夕&サンサン劇場67周年記念日ということで、天気がいまいちよくありませんでしたが行ってきました。
 サンサン劇場ではこないだから怒涛の勢いで上映スケジュールが公開されてるんですが、もう1週間に2回くらいは塚口に通わないといけなくなりそう。
 さて今回は豪華2本立てでいってみました。1本めはこちら。

 まったく聞いたことがないタイトルでしたが、まさかの人形怪獣劇ということで強く興味を惹かれたので見てみることに。
 怪獣の方は、今やスクリーンで見ることは非常に難しくなった着ぐるみで、造形を手掛けるのは村瀬継蔵氏ということで、そっち方面からも関心を持った方が多いんじゃないでしょうか。
 さて感想なんですが、40分という短い上映時間の中にも内容がしっかり詰まった良作でした。
 舞台は明治42年。双子の兄が死んだことをきっかけに山奥の実家に戻ることになった主人公・栄二。
 そんな栄二は、実家の鞍に幽閉されていた盲目の少女・多紀理と出会う。
 多紀理は、同じく盲目の怪獣・ネブラと心を通わせているのだった。
 まず本作の主役怪獣であるネブラ(天乃狭霧)の造形がいい。
 正直なところ、「怪獣バトル映画」という範疇では2014年の「GODZILLA」やその続編である「ゴジラ キングオブモンスターズ」を日本の特撮が追いすがるのはかなり難しいと思います。
 しかしながら、「怪獣映画」という範疇であればまだまだ特撮の辿れる道は残っていると思うんですよね。
 実際、本当に久し振りにスクリーンで特撮怪獣映画を見たわけですが、やはり着ぐるみでしか出せない特有の実在感を感じました。
 特に、目を隠されている多紀理とは対象的に、ネブラは盲目の目のアップシーンが多くあり、そこに物言わぬ怪獣の奥底にある心を感じたような気がします。
 全身に苔や朽木をまとったその姿も、まさに「古き神」といった感じ。あとあまり目立ちませんが、頭部には日本の龍を思わせる角があるのも印象的。
 そして人形劇という側面。
 人形なので基本的に表情は変わりませんし口も動かないんですが、陰影をうまく浸かって表情を表現していたと思います。
 また、人形ののっぺりとした顔が大正時代の山奥の屋敷の描写と相まって、作中にじっとりと重く湿った雰囲気を醸し出しているのがとっても好み。
 もうあの屋敷の年季の入った床見てるだけでなんかもう、うん。
 ネブラによる破壊シーンはなかなかの迫力だっただけに、その後の寂寥感のあるラストシーンが引き立っていました。
 続けて「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」。

 実は続編である「リミックス」の方は見ているので、この機会に前作も見てみようということで見てみました。
 マーベル作品、そして作品を彩る70年代、80年代の音楽についてはあまり詳しくありませんが、リミックスを見ているので登場人物や作品のノリについては理解してるので十分楽しめました。
 特に、シリアスなSF作品っぽい導入からのノリノリのダンスが始まってタイトルドーン!のOPは、端的に本作のノリを表していると言えるでしょう。
 全員キャラが立ってるので、行動してるだけで楽しいんですよね。そして全員ろくなことしないという。
 特に好きなキャラはグルートですかね。
 刑務所でみんなが作戦会議してるところで後ろで伸びて電源カバーぶっ壊してるところとか好き。
 あとラストの「私たちはグルート」がもう最高。ああいう「普段はまともに喋らないキャラが一言だけしゃべる」ってのはツボです。
 こういう当初はいがみ合ってたメンバーが少しずつ結束していくのは王道ですがやはりいいですね。
 あとクイルがロナンの目の前でいきなりダンスバトル始めた時にはポカーンでした。
 リミックスでは実質的にもうひとりの主人公とも言えるヨンドゥについても、今作では出番はそこまで多くはないものの、要所要所でリミックスで見せた「父親」としての顔を見せているのがよかった。
 ラストでニセのオーブを掴まされていることを知ったときの笑みがまたニクいです。

 さてこれからも塚口ではヤケクソ気味にラインナップが充実してきているので気が抜けません。次は「サーホー」だ!
 コロナの影響で残念ながら各種イベント上映はなかなか再開できそうにない感じですが、ちょくちょく塚口で知り合った方に久し振りに会えるようになってきたのは嬉しいところ。

 今回は、ユウタさん(@YUTA_tgrsddsk)とオメガミクスンさん(@OMEexci_FuFu)にお会いできました。
 塚口に通うようになってからけっこう経ちますが、劇場で会う人やtwitterでつながった人が増えてきた感じ。
 これからもこうして仲間が増えていくといいなあ。

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