A Day in The Life

主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

「エクストリーム・スパイ!ソラとピヨちゃん」「宮本県①わがまま三姉妹と地震の島」プレイしました!

2020-08-31 20:25:01 | ゲームな話

 PC買い替えたおかげで色んなゲームができるようになったので、こないだの「シカバネパンデミック」に引き続きレビューしていきますよ。

・エクストリーム・スパイ!ソラとピヨちゃん 宮本県①わがまま三姉妹と地震の島(フワフワソ)
 まず「エクストリーム・スパイ!ソラとピヨちゃん」。
 フリーソフトとして公式サイトで配信されている1本です。
 「ソラとピヨちゃん」新シリーズの体験版的なポジションの作品で、マフィア組織の中にスパイとして潜入したソラとピヨちゃんが、いつもどおり口八丁手八丁でピンチを切り抜けつつ犯罪を暴くというもの。
 ゲームシステムとしては選択肢を間違えないように選択していくというシンプルなもの。
 ゲームとしては小品ではありますが、「ソラとピヨちゃん」シリーズ独特のゆるーい雰囲気やどこか憎めない……というかだいぶアホの子なマフィアの面々、そしてピヨちゃんの口から出まかせっぷりを楽しめる1本となっています。
 無理して悪い子を演じてるソラがたいへんほほえましい。
 ゆくゆくは本作と以前体験版として出てた「エクストリーム取り調べ」のシステムが統合される形になるんでしょうかね?
 次、「宮本県①」。
 これもイベントで手に入れておきながらこないだPC買い替えるまでプレイできなかった1本。
 基本的な内容は以前頒布されてた「宮本県」と同じですが、地震や津波などの災害情報のライフハックが見られるようになっていたり、目玉である心ゲージの増減イベントが増えていたりと純粋なアップグレード版といったところ。
 また、1回クリアしましたがタイトルに「①」とあるとおり、ストーリーは今回では終わらずに②に続く模様。
 架空の島である「宮本県」を襲った地震災害をテーマに、プレイヤーは三姉妹の兄となって彼女たちの心のケアをしつつサバイバルしていくというもの。
 サバイバルといっても、本作ではドラマチックな直接的な命の危険よりも心のケアの方を重視しているのが大きな特徴ですね。
 もちろん家事を発見した時に不用意に火元を確認しに行ってしまったり、津波の直後に海の近辺に行ってしまったりといったような展開もありますが、それらもどちらかというと不安をあおるトラップとして機能している感じ。
 本作をプレイして感じたのは、選択肢として提示される「明らかにダメっぽいのにどうしてもやってしまいそうな行為」が怖いなーという点。
 上記の家事を見つけたときに思わず火元を確認しに行ってしまうとか、倒壊した家から荷物を持ち出そうとしてしまうとか。
 プレイしているこっちはいわゆる神の視点から「いやいやそりゃどう考えてもダメだろ」と考えられるんですが、作中の三姉妹はそれどころじゃないので……。
 また、震災をテーマにしているといっても内容はあくまでコメディチックで深刻になりすぎないようになっています。そのため、そこまでショッキングな直接的描写はありません。ですが、だからこそちょっとした間違った行動や選択で簡単に心の均衡が崩れてしまうというのがわかり、こっちのほうがよっぽど怖いのでは、という気もします。
 特にバッドエンドは人死にとかが出るわけではないものの、「誰でもこうなりうる(そして実際起こったであろう)現実的なバッドエンド」となってて、かなりぞっとするものがありました。
 大災害の本当の恐ろしさは、それが終わったあとからじわじわ来るものなんだなあ……と思い知らされる1作でした。
 ……とこう書くとそうとう怖いゲームみたいになってしまいますが、災害自体は怖いものの話のノリは緩いので気軽にプレイできます。
 頼りない感じの長男・瓜太郎、おおざっぱな長女・桃子、しっかりものの苺、心配症のゆずという個性豊かな面々で見てて楽しいです。
 「ソラとピヨちゃん」でも楽しかったキャラの掛け合いは健在で、個人的にプロフに「頭が悪い」とド直球に書かれてて吹いた桃子ねーちゃんが好きですかね。
 三姉妹はその性格に合わせて心ゲージの増減条件も異なるので、キャラクターとしてだけでなくユニットとしてもしっかり差別化されててさすがといった感じ。
 ライフハックはまだ未回収のものが残っているので、結構やり込めそうです。ライフハックの内容自体もすごくためになる。

 今日はここまで。

コメント
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