とうとう3月になってしまった……。
まあ……コミケまでには終わるだろ……。
・星霜筆の旅人3 星磨き達の夜に(クロッカの足跡)
同志しおのりさんから頂いたファンタジー系オリジナル本。
非常に独特の世界観で描かれるイラストと文章で構成された本なんですが、今回もファンタジックな土地を主人公レイチェルとその相棒エイシプスが旅します。
イラストも魅力的ですが個人的には世界を構成する語句が非常に魅力的。「星磨き」「地図食い」などといった語句はいかにも異世界的で惹かれます。「風の骨格」なんてネーミング、最高にワクワクしますよ。
こうした作品は世界観がキモだと思うんですが、ファンタジーというともすれば手あかのつきまくったともいえるジャンルでここまで新奇性を発揮できてる点には感嘆します。
世界観に偏らず、キャラクターもしっかり魅力的なので、独自性の強い世界観にもすんなり入れる感じです。
秘匿魔術師の自分の分身を作って活動させるという設定もなかなかおいしいですね。分身の下半身を水生動物のものにしているという造形がまた美しい。
今日はここまで。