姫路の名物といえば何が思い浮かびますか。
「しほみ饅頭」?
いいえ、それは赤穂です。
では、「明石焼き」?
いえいえ、名前からして違いまんがな。
では・・・、出てきませんよねえ。
と、そんなわけで
食べ物で姫路を盛り上げようと、
最近考えられたひとつが
「姫路おでん」
昔からこの地で食べられていて、
特に名前のなかった
生姜醤油で味付けされたおでんを
姫路おでんと名付けて、
各所で販売をしているそうです。
姫路城の前にあったお土産の販売店
などの間に食堂があります。
そこにも「名物姫路おでん」の文字がありました。
福祉・・何とかいう名前が付けられたそのお店では、
障がい者の人が働いているようでした。
障害者就労継続支援事業所なんでしょうか。
a型かなb型かな?
とにかく、まあ、頑張っておられるようなので、
応援の意味も込めて入ることにしました。
頼んだのはもちろん
「姫路おでん定食」
出てきたのがこれ。
ビールにも合うだろうと頼んだのですが、
おでんを見て思わずカラシを探してしまいました。
違います、ちがいます。
姫路は生姜醤油なのです。
二階にある食堂からは、
これから攻め入る姫路城が目の前に見えます。
それを眺めながら、お腹いっぱい食べちゃいました。
ここで昼寝がしたいほどですが、
こらえて店を出ました。
店の裏にはこんな展示館もありました。
「黒田官兵衛大河ドラマ館」。
ここに来るまでの間でも、案の定、
姫路は官兵衛一色に染まっておりました。
その名も「ひめじ官兵衛」と銘打った
観光キャンペーンの真っ最中だったのです。
そのドラマ館には、後で行くべく、
まずは姫路城へと入っていきます。
入り口の「さくら門橋」を渡っていきます。
おや?こんな立て看板があります。
来週開催なんですねえ。
それにしても惜しい!
ここまで街をあげて、
官兵衛で盛り上げているんだから、
駅伝も「官兵衛駅伝」とかにしてほしかったなあ。
襷の代わりに采配を持って走ったりしてね。
「おのおの方、駅伝はいくさでござる」
なんちゃっていいながら、
スタートの合図は陣羽織を着た官兵衛の
ほら貝ひと吹き
というのもいいのにねえ。
大手門をくぐって中に入ると、
でっかい石碑があります。
おお~そうだ。
姫路城は国宝なだけでなく、
ユネスコの世界文化遺産でもあったんですねえ。
おお~、城の中も官兵衛、官兵衛です。
昔、昭和の大修理の際に、
この城を支えている大柱の木材を探す
という番組があったのを記憶しています。
たしかその時は、
恵那のヒノキを持ってきたと言っていたと思う。
その修理の際に、交換した旧い柱が
広場の横にひっそりと展示されていました。
大きすぎて、写真に納まらん。
入城口で、先ほどの大河ドラマ館とセットになっているチケットを購入。
700円でした。
JAF会員証、イコカ、ワオンカードなどがあれば
630円となりますのでいかれる方は持参してください。
まず最初にくぐるのが「菱の門」。
冠木に名前の由来となっている
「花菱」が飾られているとのこと。
写真を撮ったのですが、
暗くてはっきり写せませんでした。
残念。
写真は写したその場でしっかり確認しておきましょう。
本丸が工事中なので、
西の丸の方へと進みます。
春になったら。ここは桜がきれいんでしょうねえ。
こんな古木も植わってました。
ワの櫓のところにある入り口で
靴を脱いで、中に入っていきます。
姫路城は、門や櫓がたくさんあって、
それぞれに「いの門」、「ろの門」、「はの門」と、
いろはにで区別され、
櫓には「チの櫓」「リの櫓」とチリヌルの
カタカナの名前がついてます。
渡り廊下となっているこんな真っ直ぐな通路は
「渡櫓」といわれ、
「ヨの渡櫓」など
これもカタカナの名前が付けられています。
これが「レノ渡櫓」。
通称百間廊下を渡っていく間に
「千姫」のことを学べる仕組みになっています。
その廊下の奥に千姫がおられました。
さてここを出ると、
いよいよ官兵衛ゆかりの痕跡がいくつか見られます。
また続く。