ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

韓ドラを巡るあれやこれや

2014年01月10日 22時08分15秒 | 最近の出来事

「ここできっと邪魔する人が現れるんだよ。」
「ああ、きっとこれは勘違いなんだわ。」
韓ドラの好きな友達に借りた韓国ドラマを見ていると、
横からミセスがいろいろと口を出す。

見たことのないドラマなのに、
それがまた本当にその通りになったりするので、
ミセスの韓ドラ歴の長さがよくわかるというものだ。

ドラマは数々あれど、
出演している人も限られていて、
ああこれはあのドラマで医師をした人だ
とか悪女を演じた人だ
とかいうのもよくつぶやいている。

doironの韓ドラ歴と言えば「冬ソナ」くらいなので、
その知識はとても限られている。
なので、まるで脚本家のように
ストーリーを予言する
ミセスの口出しやつぶやきにはおどろくばかりだ。

それほど展開がパターン化しているというのに、
なぜにこんなにも世の妙齢の女性方に
韓ドラは人気があるのだろうか。

ミセスに訊けば、
日本のドラマのように
何が何でもつじつまを合わせようとせず、
ひたすらエンターテイメントに走っている
ということがひとつあるそうだ。

キーパーソンが唐突に出てきたり、
舞台がいきなり遠方に変わったりとかしても
全然気にせず進んでいくストーリーが、
日本のドラマにはない面白さなんだそうだ。

もう一つは、整形に対する概念が発達しており、
イケメン、美女が多いということもあるんじゃないか
とものたまわっている。
また、以前はそんな男女のキスシーンでさえ
憚られる風潮があった韓ドラも、
最近は普通にキスシーンが出てきたりするのは、
ちょっと進んだ傾向なんだそうだ。
さすがにもっとどろどろした部分はまだ、
ミセスの知ってる限りではないというように、
底辺に根強く儒教の教えが流れている。
そういうところもまた人気の秘密なのかもしれないという。

韓ドラファンといっても
韓流スターが来日するときに
空港まで出迎えに行ったり、
本屋で韓流の本を買ってきて
むさぼり読むようなファンではない
ミセスの知識でさえこうなのだから、
世の中の韓ドラファンと言うのは
きっともっとすさまじいものがあるにちがいない。

そうそう、恋愛物のほか歴史物も、
しっかり作られていると
韓国の歴史がよくわかって面白いんだそうだ。

韓国で日本のドラマがどれだけ流れているかは知らないけど、
先日の首相の靖国参拝の問題や、
日本海の島の所有をめぐる問題など
外交的には厳しいものがあるが、
少なくともドラマを通じた文化交流は、
国の高級官僚が思う以上に
進んでいるんではないかと思ってしまう。

それと、テレビの韓ドラで、
連続もので流されているドラマなんかでは、
CMが実に強烈のも印象的だ。

「この人は何歳に見えますか?」
とか
「あんなにおデブだった私が・・・」
みたいな美容と健康食品などの宣伝が
めちゃめちゃ強烈で目につくのは、
ターゲットを妙齢の女性に絞っている番組
ならではなんだろう。

それはそれでひとつの商売土壌が
肥やされつつあるようにも思うと同時に、
韓ドラ市場が熟しつつあることを物語っているといっても
過言ではないだろう。

doironが借りたDVDは
サイバー犯罪を追及していくもので、そこそこ面白い。
しかしそれ以上に面白いのは、
韓ドラをめぐってのメディアの世界の動きが
とっても興味深いなと思う今日この頃なのである。

そんなの今に限った事じゃないよ
と言う韓ドラファンの声が聞こえてきそうですが、
韓ドラ初心者のdoironが、
借りたDVDを楽しみながら
そう思ったんだというお話でした。