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【世界遺産】無錫・清名橋古運河景区〔京杭大運河〕

2020年01月15日 | travel abroad
1月11日~13日、ウィークエンドを利用しての2泊3日で、上海・無錫・蘇州を旅しました。
北京から黄河と長江を横断し杭州へと至る全長1794kmの「京杭大運河」は、紀元前5世紀に開削が始まり、6世紀に隋の煬帝が完成させた大運河です。元・明代に、修築・拡大され、現在も北京と天津、済寧と杭州の区間は動脈として利用され、中国の経済活動を支えています。運河沿いには、鑑真和上ゆかりの揚州、春秋時代からの古都鎮江、太湖の畔の無錫、水の都蘇州、マルコ・メ[ロが「世界で最も華やか」と称えた杭州など詩情豊かな都市が点在。その古代の優れた水利技術と、その果たした文化的価値が認められ、2014年『京杭大運河』の護岸の改修が行われていない1011kmの区間が世界遺産に登録されました。無錫の市街地の中心部に位置する『清名橋古運河景区』は、運河沿いに広がる歴史的な景観を残す街並みで、世界文化遺産として認められた『京杭大運河』の一区間(全長:約5.5km)です。この世界文化遺産周辺の街の発祥は遡ること10世紀ごろ。今なお残る、明や清の時代の古民家や道路が保ってきた景観を損なわないように、都市整備が行われています。冬茜が沈み、運河を巡る遊覧船から眺めるライトアップやレーザー光線が煌めく景色は、幻想的で、ゴージャスな雰囲気を醸し出し、情緒あふれる現代、無錫の必見の景観でした。


『清名橋』 〔世界文化遺産〕




『清名橋古運河景区』 〔世界文化遺産〕





"清名橋"





























『京杭大運河』