おてんきぷらぷら

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〔無錫〕南禅寺&太湖・西施荘

2020年01月14日 | travel abroad
1月11日~13日、ウィークエンドを利用して2泊3日にて、上海・無錫・蘇州を旅しました。
無錫は長江下流の水郷都市。錫の産地でしたが、漢代に鉱脈が尽きたことから"無錫"の名が付いたのだそう。南部には、風光明媚な淡水湖「太湖」が広がり、市内には北京と杭州を結ぶ「京杭運河」をはじめ、多くの運河が張り巡らされています。「無錫」といえば日本人には、作詞・作曲、中山大三郎さんの尾形大作さんが歌った"無錫旅情"でしょう。1986年リリースで130万枚以上の大ヒット、1987年レコード大賞金賞を受賞し、尾形大作さんはその年の紅白歌合戦に初出場を果たしました。"上海、蘇州と汽車に乗り、太湖のほとり無錫の街へ"の歌詞や、"運河"や"三山"、"鹿頂山"などの地名が歌詞に、その地をまさに訪れているのだなぁなどの感慨深さは、昭和世代しかわからないかもしれません。さて、無錫のランドマークといえば『南禅寺』です。創建は547年で、現在の建物は1980年に修復されたもの。境内には大雄宝殿、観音殿、地蔵殿、43.3mの塔などがあります。この塔は、すぐ付近を流れる運河の水害を治める祈りを込めて建てられたとも言われていますが、現在は、門前から運河観光遊覧船の乗船桟橋があり、ナイトクルーズの際に再び訪れると、ライトアップされていて、昼間とはまた違った幻想的な印象を見せてくれていました。また、太湖のほとり『蟸湖大橋公園』から遊覧船に乗り『西施荘』へ向かいました。遊覧船内では、太湖の名物は、"太湖三白(銀魚・白蝦・白魚)"の話や、浸食による石灰岩が奇形し珍重される"太湖石"の説明があったり・・・。さて『施西荘』は、中国四大美人のひとり"西施"が晩年、春秋時代茫蠡と隠居生活を送った場所。「太湖」の内湖、茫蠡の蠡を取って名付けられた「蠡湖」の小島にある『西施荘』は、"西施"が暮らした家が再現され、庭園が整備され、当時の面影を残していました。中国古代の四大美人は、春秋時代の西施、漢代の王昭君、後漢の貂蝉、唐の楊貴妃。西施の時代は細身が美人だったそうで、太湖をのぞむ湖畔には、美しい"西施"の像が立っています。楊貴妃の時代は太った女性が美人だったとのことですが、"西施"は現在にも通じる美人でしょうか。無錫の定番観光地を駆け足ながら回ることができました。

〔南禅寺〕




















〔蟸湖大橋公園〕





〔蟸湖遊覧 & 西施荘〕