おてんきぷらぷら

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コクリコ坂から

2011年09月03日 | Movie
大型台風12号が四国・近畿・中国を直撃した9月3日。「TOHO CINEMAS」で台風回避しました。
スタジオジブリ、宮崎吾朗監督作品『コクリコ坂から』を鑑賞。1963年の横浜周辺の設定で純粋な高校生の純愛と主人公男女の出生の秘密がからんだ物語。1960年生まれの自分には、山口百恵ドラマ“赤いシリーズ”を思い出すストーリーだったかなぁ。この時代背景の中で男子高校生たちのバンカラぶりが新鮮でいい感じでした。「カルチェラタン」(=港南高校部室棟の別称)のフレーズも忘れかけたノスタルジアを感じました。カルチェラタンはパリの地名?学生街?でしょうか。神保町を日本のカルチェラタンと呼んでいたように記憶しています。物語そのものは当然のこと、登場する高校生たちの学生気質、硬派な男子になでしこ女子、主人公:海のあだ名が“メル”(=フランス語で海)であったり、どこか文学的で哲学のにおい漂います。
誰も空を飛ばず、動物はしゃべらず、魔法使いも妖精もでてこないジブリ作品ですから、万人向けとは言い難いものの、当時の時代背景などが理解できる自分には十二分に楽しめる作品でした。