日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

第94回サッカー天皇杯決勝戦 ガンバ大阪史上2チーム目の国内3冠達成!

2014年12月14日 | soccer

第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会の決勝戦「ガンバ大阪VSモンテディオ山形」が13日、横浜市の日産スタジアム(横浜国際総合競技場)で行われました。例年は元日に行われる決勝戦ですが、今大会は来年1月に日本代表がアジアカップに出場するため、日程が前倒しされ、しかも、国立競技場が改修工事に入るため、横浜・日産スタジアムが決勝の舞台となりました。ガンバ大阪の3冠制覇か?それともJ26位からJ1昇格を果たしたモンテディオ山形の東北勢初優勝&J1昇格プレーオフに続いての「下克上」か?




両チームのスタメン
[ガンバ大阪]
GK 1 東口順昭
DF 22 オ・ジェソク
DF 5 丹羽大輝
DF 8 岩下敬輔
DF 4 藤春廣輝
MF 15 今野泰幸
MF 7 遠藤保仁
MF 11 倉田秋
MF 19 大森晃太郎
FW 39 宇佐美貴史
FW 29 パトリック

[モンテディオ山形]
GK 31 山岸範宏
DF 6 山田拓巳
DF 17 當間建文
DF 3 石井秀典
DF 13 石川竜也
MF 7 松岡亮輔
MF 15 宮阪政樹
MF 10 伊東俊
FW 30 山崎雅人
FW 11 ディエゴ
FW 24 ロメロ・フランク


まず前半、最初にチャンスを作ったのは山形でした。ロメロフランクのスルーパス→DFラインの裏に抜け出した松岡がシュートを放ったが、オフサイドを取られる。迎えた前半4分、ガンバGK東口のロングボール→パトリックが頭で落とし、宇佐美が胸トラップから右足ボレーシュート。これは山形GK・山岸の好セーブに阻まれるも、はね返りを宇佐美が押し込んでゴール!開始4分にいきなりガンバ大阪が先制点を奪います。
山形も負けていません。先制された直後の5分、左サイドを突破したロメロフランクが、ペナルティエリア内でシュートを狙ったが、ガンバGK東口に阻まれる。11分にはディエゴが右サイドから思い切ってロングシュートを打っていったが、左に外れてゴールならず。ガンバは17分、中盤で大森がボールを奪ってからカウンターに持ち込み、宇佐美のシュートは枠を外す。前半22分、相手のCKを守りきった後、中盤での競り合いを制した宇佐美が一気にドリブルで持ち込み、宇佐美のパスを受けたパトリックが、ワントラップしてから右足シュートをゴールに突き刺した!宇佐美&パトリックのカウンターでガンバ2点目!
2点を追う山形は27分、ディエゴが反転してシュートを狙うもわずかに外れ、ガンバも倉田が30分と33分に立て続けにシュートを放つも決められず。前半終了間際に遠藤の右CKを岩下が頭で合わせたが、山形GK・山岸のセーブに阻まれて3点目ならず。前半はガンバ2点リードで折り返し。

エンドが変わった後半、2点を追う山形は伊東を下げて舩津徹也が入る。ガンバは開始1分に左サイドで藤春が前線のパトリックにパスを送り、裏に抜け出したパトリックはそのまま右足を振り抜いたが、シュートはポスト左に外れる。後半7分にもカウンターからチャンスを迎え、パトリックがドリブルからシュートを狙ったが、山形DF石川の足に当たる。
後半10分過ぎから山形がペースを握り、後半15分に山崎に代えて林陵平を投入。その2分後の後半17分、左サイドで舩津が縦パス→石川がクロスを入れると、ニアサイドで松岡が落とし、最後はロメロフランクが左足ボレーシュートを決めて1点を返します。後半20分、ガンバ・宇佐美が左サイドからロングパス→前線のパトリックに通るかと思ったら、エリア外に飛び出したGK山岸がダイビングヘッドでクリア。山岸が気迫のプレーで味方を盛り立てる。後半24分、山形は左寄りのFKを宮阪が直接狙うも、GKにキャッチされる。さらにその1分後の25分、ディエゴがロメロとのワンツーから強烈な左足シュートをぶち込むが、ガンバGK東口に防がれる。
ガンバ1点リードの後半40分、右サイドで藤春→遠藤と繋ぎ、遠藤のラストパスを受けた宇佐美が正面の位置から右足ミドルシュート。ボールは相手DFの足に当たると、GKの頭上を超えてゴールへと吸い込まれた。宇佐美のこの試合2点目のゴールで、ガンバに大きな3点目が入りました。試合は3-1でガンバ大阪が勝利し、天皇杯優勝を果たしました。



やっぱりガンバ大阪は強かった!モンテディオ山形に格の違い見せつけ、第89回大会以来5年ぶり4度目(前身の松下電器時代を含む)の天皇杯優勝。そして、ナビスコ杯、Jリーグディビジョン1に続いてのタイトル獲得を果たし、2000年の鹿島アントラーズ以来、史上2チーム目の国内3冠を達成!J1復帰イヤーでの3冠制覇は、もちろん史上初です。この快挙は後に伝説として語られるかもしれませんね。
ガンバ大阪が優勝したことにより、リーグ戦で3位だった鹿島アントラーズが、来年度のAFCチャンピオンズリーグの本大会出場権を獲得、4位・柏レイソルがACLプレーオフに出場することになりました。また、2月28日に日産スタジアムで行われる「FUJI XEROX SUPER CUP 2015」の対戦カードも決まり、三冠・ガンバ大阪とリーグ2位の浦和レッズが激突します。今季のリーグ戦の覇権を争った両チームの対決は見逃せません。
ガンバはこの試合、宇佐美選手が2ゴール1アシスト。試合前に「自らのゴールで3冠を決める」と宣言しており、まさしく有言実行となりました。前半4分にいきなり先制点を決めると、パトリックのゴールをお膳立て、後半にダメ押しのゴールを決めました。この大会でも6得点を挙げ、名古屋グランパスの永井謙佑 選手と並んで得点王に。宇佐美選手は準決勝と決勝の2試合で4得点とゴールを量産。視察に訪れたアギーレ監督の前で活躍したので、今度のアジアカップに代表選出されるといいですね。日本代表がアジア杯で連覇するためにも宇佐美選手の力は必要だと思います。
敗れた山形は、J1王者を相手に臆することなく戦い、後半17分のロメロフランク選手のゴールで1点を返したときは、「もしかしたら…」という思いもありました。いまや「山の神」と呼ばれている山岸選手(浦和からレンタル移籍)が、随所に好プレーを披露。後半にはダイビングヘッドで相手ボールをクリアする場面も。しかし、「山の神」もさすがに宇佐美選手とパトリックの前に敵いませんでした。天皇杯とJ1昇格プレーオフでの快進撃は、きっと来年に繋がると思います。くれぐれも大分や徳島のように1年でJ2に逆戻りしないでください。
ガンバ大阪は長谷川健太監督が就任してからは、2013年にJ2優勝、2014年はナビスコ杯・リーグ戦・天皇杯の3冠達成。「第2期黄金時代」の到来といえそうだ。来年はJリーグ連覇、そしてACL制覇となるでしょうか。ガンバ大阪の選手の皆さん、サポーターの皆さん、3冠達成おめでとうございます。



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