日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

50回目の宝塚記念はドリームジャーニーが優勝。ディープスカイは3着に敗れる

2009年06月28日 | 競馬

2009年上半期の総決算レース・宝塚記念は、今年で50回目を迎えました。ファン投票1位のウオッカが出走を回避した今回、⑪ディープスカイの1強ムードが漂っていました。先日急死したお父さんのアグネスタキオンに捧ぐ勝利を挙げ、凱旋門賞挑戦を確実なものにしたいところでした。対抗するのは春の天皇賞馬①マイネルキッツ、JC王者⑦スクリーンヒーロー、毎日杯でディープスカイに勝った⑨ディープスカイ、中距離&マイルGIの常連⑭カンパニーが参戦。上半期グランプリホースを賭けて阪神競馬場2200mを14頭によって争われました。


直前の単勝オッズでは、ディープスカイが1.6倍で1番人気、2番人気がドリームジャーニー(7.1倍)、3番人気は⑧サクラメガワンダー、⑦アルナスライン4番人気(9.6倍)と10倍以下は4頭でした。
スタートしてすぐにドリームジャーニーとディープスカイは後ろに下げ、先行争いではスクリーンヒーローが鼻を奪いますが、徐々に⑬コスモバルクが押し上げて先頭に立ちました。カンパニーは③アドマイヤフジと並走の3番手、サクラメガワンダー6番手、7番手圏内にマイネルキッツ、アルナスライン、ディープスカイが横並び、ドリームジャーニーが10番手でゴール板を通過して行きました。1,2コーナーから向正面に入り、コスモバルクが2番手を6馬身以上突き放して独走。2番手以降は変わらず、ディープスカイはメガワンダーの隣につけて7番手、キッツ・アルナス・ジャーニーの有力馬も中段の位置につけている。後方では、⑫モンテクリスエスと③スマートギアが12,13番手につけ、⑤ヒラボクロイヤルが最後方。
残り800mを切り、バルクと集団の差がつまり、②インティライミが2番手に浮上。メガワンダーが5番手に浮上し、ディープスカイは外側に持ち出そうとするがまだ追撃しない。ジャーニーはまだディープをマークするような感じ。一団で4コーナーから最後の直線に入り、スクリーンとメガワンダーが先頭争いをしていると、ディープとジャーニーが外から猛追。残り200でドリームジャーニーが抜け出して先頭に浮上、ディープスカイは2番手争いで苦しんでいる。ドリームジャーニーはゴール前で2番手を離して1着ゴール!2着争いはサクラメガワンダーが粘り、ディープスカイは3着まで…。


最終成績&払戻金
1⑨ドリームジャーニー 2:11.3
2⑧サクラメガワンダー  1.3/4
3⑪ディープスカイ    クビ
4⑭カンパニー       1/2
5⑩スクリーンヒーロー   1/2
6⑦アルナスライン    ハナ
7①マイネルキッツ    1.1/4
8③スマートギア     1.1/4
9⑫モンテクリスエス   クビ
10④アドマイヤフジ    クビ
11⑥エリモエクスパイア  2.1/2
12②インティライミ    1.1/4
13⑬コスモバルク      3
14⑤ヒラボクロイヤル   1.1/2
単勝 9 710円
複勝 9 160円 8 180円 11 110円
枠連 5-6 1,080円
馬連 8-9 2,630円
馬単 9-8 5,310円
ワイド 8-9 560円 9-11 210円  8-11 230円
3連複 8-9-11 720円
3連単 9-8-11 10,630円


ドリームジャーニーが直線で差し切って快勝、2006年の朝日杯フューチュリティステークス以来約2年半ぶりのGI制覇を成し遂げました。1番人気のディープスカイは3着に終わりました。2歳王者だった馬がこのレースを制したのは、99年のグラスワンダー以来10年ぶりとなりますね。鞍上の池添謙一騎手はGI10勝目で、宝塚記念は4年ぶり2勝目です。
ドリームジャーニーは2歳王者になって以降、GIレースに7度挑戦するもなかなか勝てず、昨年の有馬記念で4着、春の天皇賞で3着とあと一歩のところまで来ていました。父のステイゴールドと同様に大一番で勝てないのかと思ったら、宝塚記念でGI2勝目を飾りました。お父さんは4度出走しても2着が最高でしたが、息子は初挑戦で優勝しました。そのジャーニーは阪神が得意で、通算8勝中4勝が阪神の重賞レースで挙げたものです。阪神コースを知りつくし、毎日杯でドリームジャーニーに勝った経験が活かされた事が今回の勝因だったと思います。
3着に敗れたディープスカイは、天に召されたアグネスタキオンに勝利を捧ぐことができませんでした。四位洋文騎手も「どうしてなんだろう」と敗戦に落ち込んでおりました。内回りだったからか…?外回りの長い直線だったら勝てる可能性はあったはずなんですがねえ。3歳の頂点に立ったのに、古馬戦線では苦戦が続いているディープスカイ。完敗で凱旋門賞の夢が白紙になり、秋は国内(天皇賞&ジャパンカップ)で出直しです。得意の府中コースで自信を取り戻すしかないでしょう。





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金曜日のお返しだ!ホークスがリーグ戦再開後初白星。

2009年06月28日 | HAWKS

金曜日にセ・パ両リーグの公式戦が再開したプロ野球。福岡ソフトバンクホークスは大宮で行われた西武戦で、藤岡投手の乱調&西武先発・涌井を打ち崩せず10-4の完敗に終わり、同率首位→2位に転落しました。週末は西武ドームでのデーゲーム2連戦、土曜日は交流戦MVP・杉内俊哉が先発です。


ソフトバンクは初回、2つの四球で2死1,2塁と先制のチャンスを迎えますが、小久保があと少しで3ラン本塁打というレフトフライに倒れて2者残塁に終わります。杉内はその裏、西武の上位打線をわずか8球で三者凡退に仕留める見事な立ち上がりを見せ、両チーム無得点でスタートしました。
2回、ホークスは先頭の多村が西武先発・石井一久の初球ストレートを捕らえ、バックスクリーンに飛び込むソロ本塁打で1点を先取!続く長谷川が左中間への2塁打、松田の犠打で1死3塁となり、田上のセンターへの犠牲フライで1点を追加し、この回2点を奪いました。3回には先頭の川崎がヒットで出塁した後、オーティズの場面で盗塁を成功。松中のヒットで1死1,3塁、小久保のセンター前タイムリーで3点目を挙げました。
味方の援護に杉内も応えます。2回には先頭打者にヒットを許すも、平尾を3塁ゴロ併殺打に仕留めて0点、3回はこの試合2度目の3者凡退に抑え、序盤3イニングは1安打無失点の好投を見せました。しかし4回、2死1塁の場面で西武4番・中村に高めの直球を狙われ、バックスクリーン左への2ランを浴びて1点差とされてしまいました。
おかわり中村の一撃で流れが西武に傾くのではないかと思われた6回、ホークスは多村と長谷川が連続三振に倒れて2死となった後、松田が左中間への2塁打を放つと、続く田上のセンター前タイムリーで西武を突き放します。だがその裏、杉内が2死2塁と一発で同点というピンチを背負い、中島にレフトへの2塁打で再び1点差とされる。おかわり中村の四球で2死1,2塁とピンチが続きましたが、平尾を3塁ゴロに打ち取ってピンチ脱出。杉内は6回を投げ終えたところでマウンドを降りました。
4-3でホークス1点リードで終盤に突入。7回、2死から松中の四球、小久保の死球で1,2塁となり、多村が西武2番手・岡本の甘く入った初球ストレートをセンターに弾き返すもフライでアウトのはずが、西武中堅手・大崎が転倒。打球はワンバウントしてフェンスに到達、その間に2人が生還し、打った多村は2塁ストップ。ある意味ラッキーなタイムリーで2点を追加しました。7回裏、2番手・摂津が無死2塁のピンチを背負うも、石井義人と銀仁朗の代打・上本を連続三振に仕留めました。8回にはファルケンボーグがランナーを出しながらも西武の反撃を阻止。
9回、ホークスは先頭の松中がレフト前ヒット、1死後に多村と長谷川の連続四球で満塁の大チャンス。このチャンスに松田が西武5番手・小野寺の初球を狙い撃ち、右中間を破って走者一掃のタイムリー3塁打を放ちました。この後田上の場面で小野寺が暴投して10点目。2死後にヒットと四球で更なる追加点のチャンスでしたが、途中出場・城所が倒れて2者残塁。しかし9回に4点を追加して10-3と西武との差を7点に拡げました。9回裏に4番手・水田が2つのヒットを許して反撃のピンチを背負いましたが、上本を打ち取って試合終了。ソフトバンクが終盤の猛攻で西武に快勝しました。


パシフィック・リーグ公式戦 2009/06/27(土)
西 武-ソフトバンク 11回戦 
(西武6勝4敗1分、西武ドーム、14:06、30200人)
H 021 001 204    10
L 000 201 000    3
【投手】
(ソ)杉内、摂津、ファルケンボーグ、水田-田上
(西)石井一、岡本慎、許銘傑、三井、小野寺、山本淳-銀仁朗、上本
【責任投手】
(勝)杉内13試合8勝1敗
(敗)石井一11試合3勝6敗
【本塁打】
(ソ)多村5号ソロ(2回、石井一)
(西)中村23号2ラン(4回、杉内)


金曜日の10失点のお返しというような勝ちっぷりで連敗を阻止し、リーグ戦再開後初白星を挙げました。序盤に3点を先取しながらも、中盤に西武の反撃があったんですが、終盤に6得点を奪う猛攻を見せました。特に下位打線が大暴れで、多村・松田・田上の下位打線3人が8打点を叩き出しました!交流戦で見せた下位打線の爆発はリーグ戦でも健在ですね。
この日の先発の杉内は、6回まで90球、4安打・8奪三振・2四死球・3失点という内容。3連続完投はなりませんでしたが、5回まで毎回奪三振、3者凡退のイニングが3度もあり、自身6連勝で今季8勝目を挙げました。4回におかわり君に一発を浴びたシーンは、実に21イニングぶりの失点だったそうです。さすがにおかわり君はすごいし、23本塁打は両リーグ最多みたいです。7回以降は「SBM」の勝利の方程式リレーが実現したけど、この日はいつもと違うメンバーが出てきました。摂津とファルケンはいつものように好リリーフを見せ、9回は馬原ではなくて水田が締めました。MはMでも水田章雄ですか…。じゃあ「S」は摂津じゃなくて佐藤誠でしょうか?
打線の方は、チーム全体で12安打10得点。先制弾とタイムリー2塁打を放った多村は4打数2安打3打点。9回に勝利を決定づける3塁打を打った松田は4打数3安打3打点、3打席目以降は長打連発で2塁打が2本もありました。田上は4打数1安打、ヒットと犠牲フライで2打点でした。他にも松中が2本のマルチヒット、小久保がタイムリーを放ちました。オーティズにヒットが出れば先発全員安打、そのオーティズはこの試合3三振に倒れて一人蚊帳の外でした…。かわいそう。
チームも再び貯金10に戻し、首位・日本ハムが勝ったため1ゲーム差は変わらず。日曜日の予告先発はソフトバンクがホールトン、西武はワズディンの外国人対決。(岸じゃなくてよかった)ホールトンは約2週間ぶりの登板になりますね。ちょっと空いたのが不安だけど、交流戦で杉内と同じく3勝を挙げた勢いと右のエースの意地を見せてほしいものです。次も勝って交流戦明けの3連戦を勝ち越してくれ!



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